本日のお散歩2005  本日のお散歩は上野

実家からの帰りに上野に行ってきました。国立博物館は30年ぶりぐらいです。

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どんなホテルのロビーでも負けますね。(笑)

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このステンドグラスは展示品ではありません。でも良いですね〜。

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実はこれを見に来たのです。「奥州後三年合戦絵巻」。残念ながら上巻しかありませんでした。

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こちらは「法然上人絵巻」だったかな? ボディーガードとしての平安時代の武士です。

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こちらは虚空蔵菩薩、奈良時代に流行った星に関係の深い菩薩様ですね。後背は星がキラキラのつもりでしょうか? 何でこれを撮したのかって? 星井寺ですよ。(笑)

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単に私の趣味です。井戸茶碗、ええですな〜、朝鮮の400〜500年ぐらい昔の日常雑器(民芸)ですね。

千宗易(利休)がこりゃ面白い、こういう下手物こそが「わびさび」じゃ〜、と言ったので成り金の戦国大名が買い漁り、とんでもない「お宝」になってしまいました。以来これの偽物や模造品までが凄い値段で、今ではそれでお抹茶を飲んでいるんだそうです。


大鎧ですね。平安末期、鎌倉、室町時代ぐらいまではこの形です。

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その兜、でもこれは江戸時代のコピーで、平安末期にはこんな鍬形は付いていなかったんじゃないかな? 自信はありませんが。

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沖縄コーナーがありました。これも単に私の趣味です。
手前の亀みたいな形は初めて見ました。2番目の土瓶は河合寛次郎門下では定番ですね。もっとも私の友人は、これは沖縄じゃなくて平佐だろうと言いますが、確かにそんな形。でも薩摩藩は沖縄の陶工を九州各地に留学させて勉強させていたしねぇ。説明文をちゃんと読まなかったので真相は不明です。

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私はこの小ぶりのものと、もっとでっかい石飛勝久さんのものを持っています。河合寛次郎門下で定番となったのは平佐の土瓶が原型だと思いますが。あっ、平佐焼きって薩摩の平佐皿山(現:鹿児島県川内市天辰町)の白磁です。


腰が不安だったのでねらいを定めて二階を中心に一回りしたところ、黒い服を着たかわゆいお嬢様が手を挙げていたのでついつい付いて行ってしまいました。何かと思ったらボランティアの方がなさっている館内の説明ツアーでまた一回り。そうしたら腰が痛くなってしまいました。これはヤバイと、近くの建物の中のレストランへ。

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ランチメニューはこれにシャーベットとコーヒーが付いて1,550円だったかな?
思わずパクリ、とやったあとで気が付いて写真を撮ったので、ほんとはお肉はもうちょっと大きいです。いや、なかなか良い肉でこれはみっけものです。


ワインは別ですがね。グラスワインを頼んだら、 「コート・ド・プロバンスです」とか言ってもってきました。


腰もお腹も落ち着いたので建物の外に出ると、おんや?
この門は通れません、と言うか通れても通らない方が良いと思います。だってこれ、地獄門ですから。(;^_^A

このお嬢ちゃんは何を思っているところでしょう? 「ふ〜ん、これがあのロダンの・・」
なんてことは絶対に思っていないと思うぞ! 「なんか気持ち悪〜い」ぐらいかな? 
私だってこれを初めて見たときはちょっとショッキングでした。


こちらは確か・・・、え〜と、「カレー」のなんとか。「カレーの奴隷」いや違うな〜、「カレーの漁民?」ちょっとまだ違うな〜。おおそうだ!「カレーの市民」だ! 多分・・・

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なんか知らないけど、ロダンが沢山有りますね〜。


おお、あちらには弓を引き絞っている人が!
鎮西八郎為朝でしょうか? 何でも八丈島に流されて「こんちきしょう!」と思いっきり弓を引き絞って射たら矢が鎌倉と逗子の境の井戸に落ちたと言うぐらい凄い人ですから、ロダンだってモデルにしたかもしれません。

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わっ! 子供が金色の鷲にさらわれて!
こ、これは藤原の鎌足の玄孫、染屋太郎太夫時定の子供の後の良弁(ろうべん)に違いありません。奈良の大仏を作った人ですね。でもその絵が何でドレスデンの美術館にあるのでしょうか?
謎は深まるばかりです。・・・って嘘つけ!(,_'☆\ ベキバキ

それにしても西洋美術館って、昔はこの庭の入り口が料金所だったと思ったけど、今は建物の中までタダで入れるんですね。あのレストランはお勧めですよ。
まあ、昼しかやってないかもしれないけど。