鎌倉の梅 2006/3/14   浄智寺の梅.2

浄智寺の客殿と裏庭

本堂の奧を右手に回ると書院(客殿)の庭が見えます。このお庭、手入れは行き届いているのですが如何にもな日本庭園とは違い、なんとはなしの自然な佇まいで私はとても好きです。

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梅も東慶寺の様にドバッとではなくて、そこここにさりげなく。


白梅の向こうにには紅梅、そして藁葺き屋根。良い感じですね。

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本堂の裏を壁に沿って回り込むと回廊が有ります。その回廊の端に小さな釣り鐘が。
何でしょう。「お経の時間だよぉ」とでも鳴らすのでしょうか?

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浄智寺・裏庭の椿

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本堂脇の塀の向こうに見えていたピンクの椿です。
あの塀と思ったのは回廊だったのですね。

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浄智寺裏の矢倉群と石仏

この奧には横井戸が有ります「以前はコウモリの住みかになっていました」と案内板が。矢倉よりも深く掘り、鎌倉石から染み出る水を貯めた井戸です。入ったことがあるかどうかはお答えできません。

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石仏には年が彫り込んであります。
元禄、貞享、宝永。元禄と言えば1688年から1697年、5代犬将軍徳川綱吉の頃ですね。井原西鶴、新井白石、近松門左衛門などもこの時代です。享保(1716年−1735年)も多いですね。八代将軍徳川吉宗の頃です。

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