鎌倉の菖蒲と紫陽花 長谷寺の紫陽花.2 2006.6.4 |
おや? あの子達、さっき前を登っていた子じゃない? ちょうど上の写真の家族が居たあたりに降りてきました。 ここからの鎌倉の眺めはなかなかです。向こう側は厨子マリーナですね。 あっ、こんなとこに山茱萸(さんしゅゆ)が。お寺にはたいていありますね。報国寺でご紹介しました。 このごく普通の紫陽花は見ていてホッとします。 と、それはそれとして、このクロヒメアジサイも見事でした。クロヒメアジサイは東慶寺にある1本(?)しか見たことはなかったのですが。長谷寺は多いですねぇ。半分はこれなんではないでしょうか? その位置からちょっと脇道にそれると、おお、野仏が良い味を出しています。 って、ここは長谷寺の境内の中だから野仏とは言わないんだけど、でもなんかそんな雰囲気で。 さて、更に下るとさっきの経蔵の屋根が見えてきます。この長谷寺の紫陽花エリアはちょうどこの経蔵の裏山の中腹なんですね。 その経蔵の中には輪蔵(りんぞう)と呼ばれる回転式書架があり3千巻だか5千巻だかの教典が納められています。これがそうですね。 この輪蔵を一回転させると一切経(いっさいきょう:お経全部ぐらいの意味)を読むのと同じ功徳があるんだそうです。凄いショートカットですが、寺子屋なんて江戸時代から、お寺は昔の教育機関とは言え農民にお経を読みなさいとは言えません。それでも分け隔てなく信仰を広めるにはそういう「方便」も必要だったんですね。 その経堂の裏手の竹林と紫陽花の組合せはなかなか趣がありました。 シーズン中にもう一度ぐらい行ってみますかね。 長谷寺の歴史は鎌倉の寺院と神社 index・長谷寺からどうぞ |