2006.12.10  鎌倉紅葉と洋館オフ・円覚寺 

円覚寺総門

円覚寺総門の紅葉は先週に引き続き真っ盛り。左手の紅葉なんて逆光でもないのにこの燃えるような色。今は「萌え〜」って言うの? 

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桂昌庵(閻魔堂)

こちらは総門を潜った左側、の桂昌庵です。画像は二日前の下見の時のものも交えて。

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十王堂(閻魔堂)とも呼ばれ木造の十王像が祭られています。でも閻魔さましか良く見えないのですが。

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十王とは死者を裁く検事と裁判官みたいなもの。閻魔さまはその中の筆頭、裁判長みたいなものですね。十王の原型はインドの大乗仏教かららしいのですが、ただしインドでは十人ではありませんでした。
それが中国に伝わって、道教の影響が入り十王(十人)となり、しかし中国では罪を糾弾するとっても怖い存在でしか無かったものが日本に伝わってから、それぞれが仏の化身として(正確にはなんて言うんだったか)救いも秘めるようになります。
と言う話はこないだの円覚寺宝物風入れのときの地獄絵の解説にあったのです。


こちらは10日のオフのとき。向こうに小さく屋根が見えますが(見えない?)あれが弓道場の的場です。実は桂昌庵は弓道場にもなっています。

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しかしここの紅葉は丁度盛りでしたね。日陰なので少し遅いのでしょう。

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山門(三門)

山門を背景に紅葉をば。見事ですねぇ。

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って実はこれ逆から見たらもう終わった枯れ葉にしか見えないんですが。右端をよく見るとばれちゃいますね。(苦笑)

龍隠庵の小径

こちらは8日の曇りの日。龍隠庵への小径です。

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その小径から居士林を。この建物は土日坐禅会とか在家の人の修行の場です。この建物は柳生流の剣道場を移築したものだったと思います。

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ん? するとこれは居士林の紅葉? まあそう固いこと言わずに。(笑)

龍隠庵の紅葉

龍隠庵の仏殿てどれがそうなのか分からなかったのですが、こちらがそのようです。でも上がったことはありません。

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10日には龍隠庵の紅葉は読み通りに見事に紅葉していました。

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先週はこんなだったのですが。


こちらも先週とはうって変って。

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仏殿

龍隠庵から降りた処、選仏場の脇、あちらに見えるのは仏殿です。

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選仏場

実はもう盛りは過ぎているのですが、こうして角度を選ぶとまだまだ見事です。よかった。(ほっ)

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こちらは居士林のお隣。下から見上げると見事でしたね。 

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方丈のあたり(8日) 

寿徳庵の階段から方丈の庭、そして庫裡の屋根を望んだところです。

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その近くに曇りでも燃えるような紅葉が。

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仏日庵の坂

1週間前はこうでした。こちらは今が丁度盛りと言うところでしょうか。円覚寺の中でも場所によって少しづつ違います。(10日)

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この前にはなぜか紫陽花の花が一輪。

黄梅院

こちらは一番奥の黄梅院

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その一番奥は・・・、10日には枯れかかっていました。

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8日には下の様に見事だったのですが、ここの紅葉の命は短かったですね。

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2週間前なんて、新緑かって景色だったのに。

そうは言っても、前日は雨で実は不安だった円覚寺の紅葉がここまで見られてのはお客さんを案内する側としては本当にホッとしました。


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