北鎌倉の菖蒲と紫陽花 東慶寺の岩がらみ 2008.6.12 |
東慶寺さんの「まつがおか日記」を見ていたら「本堂裏手の岩がらみ 特別公開」と。期間が2週間なのは良いけれど、平日のみの午前11時〜12時迄・午後1時〜2時までの2回。 う〜ん、なかなか休みを取るタイミングが難しく、しかしもたもたしていると終わってしまう。 ところが小雨の予報が、朝は強い雨! 最悪ぅ〜! しかしわざわざ休みまでもらって「行きませんでした」では会社のみんなに申し訳が立たない、と意を決して強行突破! と思ったら小雨に、というかほとんど止んだ。日頃の行いがものを言ったのでありましょう。(ホントか?) それにしても朝の強い雨で、門前の定点観測アジサイはこれこのとおり。 山門右手の額アジサイは花びら(「がく(萼)」だけど)が周りにしかないので。雨をやり過ごしたのでしょうか。 それにしても日曜日よりまた一段と赤くなってきましたね。もっと赤くなりますが。 おっ、隅田の花火も花開いていました。 そんなことより岩がらみ! 私はまだ見たことが無いのです。 まあ、そういう場所ですからこれまで公開もせず、去年初めて公開したとか。 平日だけという、一見変な公開の仕方もこの時期土日に公開したらあなた、狭い回廊すし詰めで人が落ちちゃうこと確実! 平日木曜で雨まで降ってる日なのに結構みなさんいらっしゃっていましたから。 それに本堂の裏じゃ、つつましくでないとねぇ。 ところでこの、崖一面の岩がらみは、実は1本の木(?)で左下に見える幹から伸びて枝から生える小さな根で岩にしがみついているんだそうです。15〜20年ぐらいでここまでになったとか。 私みたいに狙ってきた人も、たまたま来たら公開日だったという人も。たまたま来たら・・・、という人達は幸運だったと喜んでいらっしゃいました。 おっ、矢倉が。 しょうがないので、東慶寺で案内の方に聞いた「ユキノシタ科」をキーワードに検索したらやっと見つけました。ユキノシタ科のイワガラミ属 の花。 あとで気がついたら、「イワガラミ」とカナで検索したら沢山出てきました。でもほとんどは木に巻き付いているようですね。東慶寺では本当に「岩がらみ」です。 萼、じゃなかった、学のあるところをご披露致しますと、エングラーの分類体系では、アジサイは「ユキノシタ科アジサイ属」であって、このイワガラミ とアジサイは親戚なんで御座いますよ。でもクロンキスト体系ではユキノシタ科の木本類をアジサイ科として分離独立させておるのでややこしいので御座いますが。・・・・ってWikipediaの受け売りなんだけど。(。_・☆\ ベキバキ だけどねぇ、これがユキノシタ科? 「雪の下」は食べられるけど、この葉っぱが食べられるとは思えねえぞぉ〜! それよりも何よりも、「雪の下」の花はもっとちっちゃくて細いじゃないか! 右下のツブツブがまだ花弁がついている状態で、花弁(本当の花びら)はつぼみの保護材でしかないそうです。だから右下の花はまだ開花していないんですね。で、花開くと花弁は落っこちて、雄しべと雌しべのみになるんだそうです。つまりの上の方のもじゃもじゃが開花した状態なんであります。 でもあたしゃツブツブ状態の花が一面に広がっているところも見たかったですねぇ。 ところで、係のご婦人のおっしゃるには、去年より今年の方が見事だとか。でも今年の公開は明日13日の金曜日まで。来年は一面ツブツブ岩がらみを見るぞ! ところで、本堂からのこの表のアングルは滅多に見られません。本堂の回廊のここは普段なら立ち入り禁止ですので。 実はお昼を挿んで午前と午後の2回行ったのです。年間パスポートの強みですね。で、岩がらみに大満足して奥へ行くと、山法師も更に満開になっていました。 岩たばこも見事に。でも既に下には最初の花が(花びらではなくて丸ごと)沢山落ちていました。ちょうど最盛期ってとこですかね。 で、恒例のお茶席へ。 で、席からの花菖蒲です。 いや、何を植えているかにもよるか。 そういえばこのお茶席は22日までやっているとか。なんせ、梅とこの花菖蒲の時期しか開けていませんのでね。 それ以外の時期はどうなっているんだって? それがよく解らないんです。 右下のNEXTで次のページへ。 他の季節は北鎌倉・東慶寺 index からどうぞ |