鎌倉の秋 2008.11.03 円覚寺宝物風入 |
久々の円覚寺です。いや、総門の前は毎週通っているのですが。 居士林の門の廻りもなにやら秋らしい風情が。 実は今日は円覚寺の円覚寺宝物風入の最終日。昨日図書館に行く途中、門前を通って気が付いたのですが時間が無かったので今日行くことに。そうしたら天気最悪。曇り空。 勅旨門最近は「学術研究」に熱中していてろくに写真も撮っていなかったし。いや、今回の「学術研究」は蓮の花の絵日記では御座いません。 我々平民がこの勅旨門を潜れるのは宝物風入のときだけ。 こんな角度や・・・ こんな向きで写真が撮れるのもこの3日間だけなんで御座いますよ。 でも考えてみたら、今でも朝廷から勅旨が来ることなんかあるんだろうか? 方丈・宝物風入ほんでその内側、方丈で御座います。あっ、左側ね。その方丈が宝物風入の会場で、右の玄関から中に入れます。この日だけは。 もちろん中は撮影禁止。なんせ宝物風入、要するに虫干しですから普段は丸めて大切に倉に保管されている掛け軸などが方丈の各部屋や、廊下一面に掛けてあります。 正続院宝物風入の目玉は、普段は遠くから屋根しか見られない国宝の舎利殿を拝見させて頂けることです。そもそも舎利殿のある正続院は円覚寺の専門道場で修行僧しか入れません。普段はね。 その正続院の前で本とか売っていました。以前に五島美術館でやった「鎌倉円覚寺の名宝」展の図録もあったので分けてもらったら、御朱印を書いてくれると。今お坊さんが書いているのが私の本です。最後に3種類の御朱印をデンと押して、なんかカッコええです。 で、普段は入れない門。当然このように内側から写すのもこの日と、あとはお正月だけですね。 こちらが正続院。あっ振り返ったところですけど。右側にあります。 舎利殿そしてこの唐門の向こうに見える左側の屋根が国宝の舎利殿です。舎利殿についての蘊蓄はこちらをご覧下さい。 中は撮影禁止ですので、唐門の外から雰囲気を。もちろん私は中に入りましたが、今年はお坊さんが建物の解説をしてくれました。お二人が交替でやっているようなので2回聞いてしまいました。原稿を読んでいる訳ではないので、内容もちょっと違って、お二人とも聞いたのは正解! ちゃんと内容を覚えているかって? いや、それは・・・・、フキフキ
""A^^; 黄梅院そのあとは一番奥の黄梅院へ。 う〜ん、紅葉ややっぱりまだまだですね。 仏日庵開基堂北条時宗の開基堂仏日庵に久しぶりに入ってみました。お茶が飲みたかったので。 久しぶりに頂く鳩のお菓子は美味しかったですね。2つしか無かったかって? いや、ひとつ頂いてしまってから写真を撮っていないことに気が付いたので。(。_・☆\ ベキバキ で、お抹茶を頂きながら開基堂の屋根を見ていると・・、ん? ここの垂木も放射状になっているではないですか! 「扇垂木」と言うそうです。舎利殿もこうなっていました。現在では宮大工さんでもこれは出来ない、または出来る人が滅多に居ないんだそうです。 という訳で、今年の宝物風入れでもちゃんと勉強をしてきたのでありました。 他の季節は円覚寺 index からどうぞ |