鎌倉の正月 2009.1.1  鶴岡八幡宮の年明け 

親子三人鶴岡八幡宮で新年を迎えるのは初めてです。娘とは何度もあるのですが。

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その娘。「初詣は友達と約束しているから今夜は行かない」と言い張っていたんですが、
「今年最後のお参りだけして、初詣はしないで屋台で食べ歩きにすればいいじゃん」、連れには「屋台でおでんに熱燗だよ〜ん」と誘惑して鶴岡八幡宮へ。何て親子じゃ。(笑)


ところがその、「今年最後のお参り」は、本殿の前でこんなことやってる内に扉が閉められて未遂に。なんてこったい!

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が、そんなことで怯む賄い岩田では御座いません。「そう言えば鶴岡八幡宮は元々は若宮であったのだ!」と下宮とも言う若宮の神殿に年末最後のお参りを果たし、更にその脇の白旗神社にもお参りして見事にリカバリしたので御座いますよ。ワッハッハ


でまあ、今回の名目は果たして、いよいよ本番屋台食い歩き。皆さん新年初詣に並んでいらっしゃるので、屋台はまだガラガラ。好き放題に食べ歩きで御座います。

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これが昼だとこうは行きません。屋台の順番待ちの行列が出来るんで御座いますよ。
まずはつきたてのお餅。きなこに黒ごまにあんこ、そして大根おろしのからみは毎年のお約束。それを親子でパクついているとき、新年のカウントダウンが。


源氏池の休憩所から、新年0時1分23秒の対岸の屋台風景で御座います。

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蟹汁です。これも毎年のお約束。今年が初めての連れにも好評。

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今年はドイツ風粗挽きソーセージにポテト添えなんておしゃれなものもありました。それが美味しい。その屋台では私が今年最初のお客さんだったそうで、その後お昼に行ったときも覚えていてくれました。


連れを今回釣ったのは「おでんに熱燗!」て言葉になんで御座いました。で、蟹汁のあとは「おでん、おでん♪」と。それはこっちと歩いている最中に連れは「そこにあるじゃない」、わし「うんにゃ、いつもの行きつけはこっち!」と。

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年は明けたとはいえ、初詣を済ませた皆さんはまだほとんど居らず、すんなり座れました。
いや〜、この屋台は常連さんが多くてねぇ。わしもそうだけど。連れも大満足だったようです。屋台のおでんは憧れてたんだって。


娘にいいようにたかられるのを警戒して、先にお年玉を渡して「これで好きなものを食べなさい」と言ったのに全然効果はなく「これは今は使えないの! 友達と来たときに使うの!」と、やっぱりたかられてしまいました。

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もっともこの金魚すくいは母親にたかったんですが。黒い大きな出目金まで含めてけっこうすくえたみたい。戦果を友達に写メしているところ。


ここは私がたかられました。イカの半身焼き。このおっちゃん、普段は焼き鳥を焼いてるんだって。

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だもんで、焼きイカのタレも焼き鳥風。いや〜、焼きイカは焼きイカでしょぅ。フキフキ ""A^^;


ところが今年の年明けはえらい初詣客が少なかったんです。普段だと11時頃に並んで、年が明けて本殿の前にたどりつくのは1時頃だったんじゃないかな? それが気温3度なんて予報のせいでしょうか、並んでいる人がえらい少ない。

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ほんじゃぁ、せっかくだから初詣もするかぁ。


・・・と娘を待たせて二人で初詣。

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本殿の初詣が終わってから、こんどは舞殿で御判行事です。

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御判行事と言うのは普段は本殿の奥深く、御神座近くに奉安されている御神印を、額に押し当てることによって、病気平癒、厄除、無病息災を祈念するものだそうです。連れは「病気平癒」の方ですね。 私? この御神印によって頭脳明晰になるともいわれるそうです。まあ私の場合は元から「頭脳明晰」(嘘つけ!)ですから、あとは漢文さえ読めるようになれば・・・。
御判行事のあと神符を頂きます。この神符は牛王宝印(ごおうほういん)と呼ばれ、神威が込められており、古くは誓約書に使われていたそうです。


こうして娘以外は目出度く初詣を終え、帰路についたので御座います。
娘ですか? その後お昼に約束通り学校の友達と初詣を済ませたようです。

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ちょいと残念だったのは、段葛の二の鳥居の前でこれまでやっていた篝火が今年は無かったことですね。それだけはホントに残念。


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