鎌倉の正月 2009.1.4-5 浄智寺のお正月と蝋梅 |
東慶寺の次ぎに来たのは浄智寺です。 総門を潜って参道の石段を登っていくと鐘楼門が。 その鐘楼門を潜ると、正面に黄金色の樹が。 近づいてみると、蝋梅なんです。東慶寺の蝋梅の葉は12月13日を最後にあっと言う間に散っちゃったらしいのですが、こちらの蝋梅はまだ葉を付けています。 蝋梅に3種類あるんじゃないかと言うその3種類目が、このなかなか葉の落ちない蝋梅です。ほんとうに種類が違うのかどうかは解りませんが。 本堂を撮るのを忘れて、5日にも行ってきました。しかし天気はあいにくと曇り。 本堂というか、仏殿というか、仏様は三体おいでになります。何でも過去、現在、未来を現しているんだとか。鎌倉の仏様の中でここ浄智寺の真ん中の仏様が一番好きです。 宝戒寺のご本尊、地蔵菩薩もとても好きですが、あちらはお地蔵様なので。 その仏殿の裏に回ると、脇に小さな格子があります。ちょっと気づき難いんですが。 中には南北朝時代の観世音菩薩像が。関東大震災で破損したものを昭和初期に修復したとか。 そう言えば、本堂の仏様も南北朝時代の作だったような。鎌倉には南北朝時代のものが実に多いです。鎌倉時代のものは逆に実に少ない。何ででしょうね? あっ、撮影禁止とは書いていないけど、絶対にストロボなんか炊かないでくださいね。 こちらを私は「書院」と呼んでいますが、正式な名前は・・・、また後ほど。 浄智寺の奥には矢倉群があります。と言ってもそれほど大規模ではありませんが。 こちらは手前の竹藪の矢倉群。 あっ、ここにも蝋梅。やっぱりここもまだ葉がついていますね。 こちらの建物は額の字が読めなくて、以前にお寺の人に聞いたのですが「龍淵荘」なんだそうです。 その脇には蝋梅が。しかしここもまだ葉が残っています。以前は真黄色でしたが、今見ると緑っぽいですね。 その右側の蝋梅も下の方にはまだ葉っぱが。 さて、こちらが書院の玄関の上です。ここにもほんのりと最後の紅葉が。ところであの額、何て読みます? 私は右は「堂」かと思ったんですよ、で、左が解らない。「食堂」? そこでまた聞いてみました。「あれって食堂じゃないですよねぇ」、お寺の人「ブルブル、右から読みます。常庵です。」「あっ、なるほど」。でもこうして見ていても、まあ「常」は解るとして、あれが「庵」かぁ。知らなきゃ読めませんぜい。フキフキ ""A^^; なんて思いながら写真を撮っていたら、方丈の方から円覚寺の修行僧らしき方が。 鎌倉ですねぇ。この光景。 この門も何と呼んで良いのやら。葵の御紋がついています。江戸時代には徳川家のどちらから旦那になっていたんですかね。 その右側には、書院から仏殿に通じる回廊が。 書院への門を正面から。いつも綴じられているということは、円覚寺の勅旨門みたいな位置づけなんでしょうね。 他の季節は北鎌倉・浄智寺 indexからどうぞ |