鎌倉の菖蒲と紫陽花 東慶寺の岩ガラミ公開 2010.06.13 |
待ち行列もだいぶ短くなりましたね。そろそろ行きましょうか。 あそこに立っている人。この時点では男の植木の職人さんだと思っていたんです。あのかっこを見たら誰でもそう思うでしょう。ちなみに職人さんもこういうときには色々と手伝っているんです。 植木屋さんじゃなくて、お寺の方でした。それも女性。いつもお庭の手入れをなさっています。ところで、あちらからやってくるお嬢ちゃん。可愛かったですねぇ。 私の少し後ろに並んで、待ってる間にこの手前の、私が職人さんと間違えたご婦人に可愛い声で色々質問してるんです。「お地蔵さんはなにをしてるの?」「お地蔵さんはこのお寺を守って下さっているのよ」とか。 最初から聞いていた訳じゃないので、なにがお地蔵さんだったのかは解らないのですが。というか、東慶寺にお地蔵さんてあったっけ? もしかしてあの門の外にある青銅の仏像をあの子はお地蔵さんだと思ったのかも? 列は少しづつ前に進んで、やっと岩がらみが目の前に。 これがそうです。 係りの方に「アジサイの仲間ですか?」と聞いてる人が多いのですが、確かに似ていますね。 でも、岩がらみは蔓(つる)みたいなものです。この岩壁一面の岩がらみは、左下の一本に幹(?)から広がっているんです。 去年よりも花が多いみたい。係りの方もそうおっしゃっていました。 ところで、アジサイの花との違いですが。こうして見ると判りますね。 花びらに見えるのはアジサイ同様に萼(がく)なんですが、アジサイが3〜5枚の花びら(じゃないけどとりあえず)なのに対して、こちらは1枚です。本当の花は上の写真だとまだ蕾ですね。で、その本当の花が開花したのが下の写真です。 みなさん「初めて見た〜♪」と大感激。 しかし、本堂の背面一面のこの岩がらみが、さっきのあの1本から出ているなんてね。 ところで、下の方のあの洞窟。矢倉かな? と思ったのですが、昔、防空壕だったと聞いたような気が。第二次大戦中に空を受けたらご本尊をあそこに運ぶつもりだったんでしょうか。いや、確かな記憶ではないのですが。 岩がらみ公開のときにか見られない場所です。左の書院から本堂に上がるところです。 左が書院です。書院の天井には菊の御紋が。後醍醐天皇の娘がここの住持になっていたことがあるためでしょう。二度ほど入ったことがあります。 この手すりは岩がらみ公開のときだけのもの。終わったら取り払われます。 書院の庭も、この角度から見られるのはこのときだけですね。 振り返ったところです。 山門を出ると、人力車にお客さんが乗るところ。1時間コースとかで案内をしてもらっていたんでしょうね。うらやましいご夫婦ですね。30代ぐらいかなぁ。 あれ? この車夫さん知ってます。6月一杯有風亭に応援に来ている天下御免の個人営業「箱根じんりき」の高梨五十六(いそろく?)さんです。この時期有風亭の助っ人で北鎌倉に来ています。 一度うちのジジババを乗せてもらいました。あっ、違った妹が乗った方だった。 他の季節は北鎌倉・東慶寺 indexからどうぞ |