鎌倉の正月 2010.1.3    宝戒寺の正月 

本覚寺を出て大佛次郎茶亭の前を通り、横大路へ出たら、ここも歩行者天国でした。

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その突き当たりがかつての北条得宗家の屋敷跡です。北条義時の頃、ここは大倉亭と呼ばれ、『吾妻鏡』編纂時には小町亭とも呼ばれています。鎌倉北条氏の滅亡のとき、北条高時は此処の屋敷から、背後の東勝寺に移り、そこで自決しました。

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その北条氏の霊を慰める為に、後醍醐天皇が屋敷跡に建てさせたのがこの宝戒寺です。もっとも、本当に建物が出来たのは後醍醐天皇と足利尊氏が分裂した南北朝時代のようですが。

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良いですねぇ。去年から大晦日の段葛から姿を消しましたが、ここでは健在です。

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娘に鐘を突かせました。ここまでは良かったのですが・・・

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なな、何をやっとるんじゃ! 

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鐘の音の大きさにびっくりしたんだって。  


こちらの鰐口はそんなに大きな音は致しません。

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あちらに見える平成水琴窟は更に軽やかな音色です。

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ちなみに、本堂の中は撮影禁止ですが、ご本尊は地蔵菩薩。心が洗われる良いお顔です。
お寺の本堂でご本尊の真ん前でお線香を捧げてお祈りするのは娘は始めてじゃないかな。
娘は「お地蔵さんみたい」だって。地蔵菩薩がお地蔵さんなんじゃい! 
道端にお地蔵さんが居るのは死者を弔う為ですね。ここのご本尊が地蔵菩薩なのは北条氏を弔う為かと。あの杖はあの世とこの世を行ったり来たりする旅の象徴です。


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