2013.07.21 北鎌倉円覚寺夏期講座 |
いや〜、今日は大変でした。北鎌倉に住んでる頃ならそれほどでもないのですが、東京から8時30分までに会場に入るとなると5時起きでっせ。おまけに日曜だからその時間にバスが無い。
一般拝観と夏期講座の入口が違う。 実は帰りにとった写真なんですがね。 実は会場がどこだか把握していなかったんで御座います。
仏殿の右を方丈の方に進んでいきます。
どうやら方丈でやるみたいですね。 あれ? 勅使門が開いてる。いや、円覚寺で勅使門と言ってるかどうかは知らないんですが。
8:30〜9:30が横田南嶺円覚寺派管長の「無門関提唱」横田管長てお若いんですね。1964年11月生まれ。1987年筑波大学卒。1991年から円覚寺僧堂で修行、足立前管長に師事。33歳で円覚寺僧堂師家代行就任と同時に塔頭・黄梅院の住職。 なんでも現在は全日本仏教会副会長なんだそうですが、会長が天台座主で車椅子なんだそうです。式典とかではその車椅子の会長の後を副会長として歩きながら、「誰も私も副会長だとは思わないだろうなぁ、高齢な会長のお付の人ぐらいに思われるんだろうなぁ、と思いながら歩いている」と云ってみんなを笑わせていました。 でもその横田管長が、私の目の前で太い大きな声でお経をあげられるのにはびっくり。周りのみんなも唱和してるし。ああ、ここはお寺の方丈だったんだと。 「では、腰骨を立てまして。背筋を伸ばして。顎をぐっと引いて。おへその下、お腹を前の方にぐっと押し出すようにして・・・」、あれ? これは座禅の姿勢じゃない。「両方の手を胸の前に合わせて・・・」、いや、座禅じゃないみたい。「少し俯いて目を閉じます。まず生まれたことに、今日まで生きてこられたことに、最後に、今日ここでお互いに出会えたそのご縁の不思議に感謝を致します」。う〜ん。仏教とはこういうものだったのかぁ。 9:45〜10:55が同じ臨済宗の妙心寺派管長河野太通老師1930年生まれで、1994年に花園大学学長。2010年より臨済宗妙心寺派管長で、昨年まで全日本仏教会会長をなさっていました。お話のタイトルは「行く川の流れは絶えずして」。鴨長明ですね。 ところがこの方は鎌倉で生まれ育ったんだとか。1995年には神戸の妙心寺派専門道場・祥福僧堂の師家をなさっていましたが、そこで阪神・淡路大震災を経験。僧堂の雲水さん達と倒壊した家屋からの救助にあたり、今回の東日本大震災でも支援活動をなさっているそうです。で、どんなお話だったかって? 教えません。勿体ないもん。えっ? ヒントだけでもって? しょうがない。「一粒の麦」、「うつろいゆく」、「空観」、「無常観」です。翻訳すると「色即是空、空即是色」ですね。あとは「一二三四五六七」。 そして11:10〜12:20が「日本の伝統色について」 染色家吉岡幸雄さん実はその吉岡さんの東慶寺での講演会のときに、この円覚寺の夏期講座でも講演をするよ、と教えて頂いたのが今回のキッカケ。「色の道を追求してます。なんて言うと皆さんに怪しいやつだと思われるかもしれないけど」と笑いをとっていました。 まあ吉岡さんは東慶寺の後援会で二度もお話を伺っているんですが、今回ここ円覚寺に来たときに山門を見て、「ここのお寺は朱に塗ってないんですねと聞いたら(云々)」。
終わりました。会場満杯で、この縁側から聞いていた人も。 あとで東慶寺の宝蔵の方に聞いたんですが、ちょうど正面に見える、書院や庫裡の方にも第二、第三会場があって、そちらではスクリーンで見るんだそうです。 方丈の正面です。どうせなら正面から出てくればよかったなぁ。おいら貴人なんだから。(。_・☆\ ベキバキ
この季節に円覚寺に入ったことは何年も無いですね。
本サイト初公開。夏の正続院です。
そしてこちらも本サイト初公開。夏の国宝舎利殿の屋根です。
東慶寺に行ってもお茶屋さんは閉まっているので、仏日庵でお茶にしましょう。
と思って中を覗くと・・・
うわっ、人が一杯。入っても席が無いぞ。こんなこと初めて。(;^_^A アセアセ…
諦めてもどることに。
おっ、方丈の唐門を閉じてる。
居士林です。
そのお隣が選仏場。昔の禅堂ですね。本堂に使っていたこともあったとか。 他の季節は円覚寺 index からどうぞ |