2014.03.07    覚園寺裏山・平子やぐら群 

さて、覚園寺の方に降りてみましょう。私はこっちには下りたことが無いんです。

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でもこういう道は懐かしいなぁ。最近は山に入っていないので。

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おっ、あれは!
上から降りてくると真っ正面なんですが、登ってくる人は気がつかないかもしれません。

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平子やぐら群ですね。

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『 鎌倉市史・考古編』 によると上下2段に18穴とあるんですが。上の段は良く見えません。
ひとつひとつはそんなに大きなものではありません。

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私には室町期に見えたんですが、 『 鎌倉市史・考古編』 には大部分は羨道が残っていると。
う〜ん、今は羨道の痕跡ですかね。それに五輪塔の形から鎌倉時代だと。

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あるいは赤星先生が調査した昭和9年とだいぶ状況が違うとか。五輪塔無いし。

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中が白っぽいのは漆喰ですね。

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これは羨道の痕跡のような気がします。でもはっきり羨道と云えるようなものは無かったですけど。

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赤星先生が調査した昭和9年時点では五輪塔が多数埋まっていたとのことなんですが、もう80年近く前のことですから。私が見つけたのはこの五輪塔の帽子のような空輪風輪だけです。安山岩でしょうか。

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ちなみに私は元山岳ゲリラですからこういう斜面には馴れていますがよい子は決して真似をしないように。
こんなところで転げ落ちて脚の骨でも折ったらボロクソに云われますよ。ここなら発見されずにそのまま死亡ということは無いでしょうが。

一般道に出た処にハイキングコースの地図が。 平子やぐら群はこっちから登るとすぐです。

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