2016.09.10 東慶寺・縁切状ギャラリートーク |
半月も遅れてアップです。実は今月も北鎌倉に行ったんです。高木先生のギャラリートークがあったので。あっ、山門にリスが! で、今回のお題は「新発見の休状ーなぜ三行半になったのか」です。「新発見の休状」とは、「新発見の、タイトルに”休状”とある離縁状」という意味です。タイトルひとつ増えたからって何なのって? 中国の離縁状は「休書」なんですよ。まあ日本では「離縁状」に「去状」に、みんな「書」ではなく「状」をつけるので「休状」にしたんでしょうけど。「離縁状」って三行半が多い。何で三行半なのかという理由にはいろんな説があったのですが、高木先生の説は休書模倣説と云って、日本に伝わり良く読まれていた『水誹伝』にある離縁状(休書)が21文字3行と4文字、そこからではないかと云うものでした。で、「休状」という中国風の離縁状タイトルが出てきたということは、やっぱり『水誹伝』からではないかという裏付けになるってことなんですね。 私は高木先生の休書模倣説は半信半疑だったのですが、「休状」が出てきたとなると、「なるほど、あるかも!」と思うようになりました。 ではまた建築史に戻ります。
問題です。この白い百日紅は東慶寺の何処にあるんでしょう。当てても賞品はありませんが。 第二問です。 他の季節は北鎌倉・東慶寺 index からどうぞ |