2020.2.27 歴文館経由もやいへ |
歴文館実は今日はこっちに来るつもりは無かったんです。でも東慶寺の宝蔵にこのポスターが貼ってあったんですよ。鎌倉で「中国陶磁」と言われたら元陶磁協会会員の私としては無視する訳にはいかないじゃないですか。何処で? と除き込んだら鎌倉歴史文化交流館と。 当初予定は東慶寺の後は明月院だったんですが・・・ 今歴文館のサイトを見たら、なな、なんと!「新型コロナウィルス感染拡大を防ぐ観点から、令和2年(2020年)2月28日(金曜日)〜3月15日(日曜日)までの間、臨時休館とさせていただきます」と。そういえばこの日最初の大船のパスタ屋さんで、鎌倉でも大町で感染者が出たと云ってました。私はたまたま臨時休館前日に飛び込んだと。1日後なら無駄足だったと。(;^_^A アセアセ 展示ですか? 昔長崎の骨董屋で窯跡に埋もれていた一個100円とかひと山いくらみたいな出来損ないの陶片を買って浦富の山下さんのお土産にしたようなものですかね。まああちらは古伊万里か初期伊万里かってぐらいなのに対してこちらは倍ぐらい古いんですが。 古美術的な目で見てひとつ気にいった浅い椀が。名越ヶ谷遺跡出土の「白磁刻花文椀」で南宋から元ぐらいのものだとか。あれは良かったなぁ。あそこ写真撮って良かったんだっけ? 失敗したなぁ。我が家で感じが似ているのはこれですかね。鎌倉時代に流入した青白磁はこの椀よりも高台の径はずっと小さいです。何でこんなにと思うぐらい。 似てると云っても縦横比率と大きさぐらいですが。ちなみにこれは京の河井寛次郎さんの甥御さんだったかお孫さんだったかのもの。二種類買ったのでどっちが誰だか判らなくなっちゃいました。 そして肌もこんなにツルツルではなくてほんのりと鮫肌。多分窯の温度が今ほどは高く無かったのではないかと。でも鎌倉出土の「中国陶磁」を語るには重要なものがひとつ欠けてるんじゃないかしら。東博が貸してくれなかった? あっ、東博は一日早くこの日から臨時休館になってる。 もやい工芸へ歴文館を出て、他のお客さんとは逆方向のこの小さなトンネルを潜り、もやい工芸へ。 ん? ル・コルビュジェ? (世間の声:なわきゃないだろ!) でもコルビュジェテイストですね。 次ぎに大っきなトンネルを潜って・・・ 辿り付きました。もやい工芸です。 もやい奥様に「何人居ます?」と聞いたらひとりと。へっ? 「あっ、あたしを入れたら二人」。 「お茶を入れますからいわたさんも召し上がります?」と云うので 桜餅と云うと普通蒸かした皮なんですが、これはほんどに餅。丸くなくて四角い。何よりも薄くしたことによるお上品な食感と控え目な甘さ、そして桜の葉の塩味が「ハ〜モニ〜♪」と唄いだしたくなるような。 でも北鎌倉のお店でお抹茶と一緒に頂いたときに写真を撮るのを忘れてたんですよね。 もやい奥様が覗き込んでいるのは、私のサイトのこの写真(下)。
でも、もやい奥様も店員さんも「これ、コンポストですよ(笑)」と。 もやい奥様や店員さんが云ったコンポストとはこれ。 私が気がついたのは撮ったときではなくて画像を家で見ているとき。かつ廻りに草が生えていたので見間違えたということに。トホホホホ・・・ コンポストならコンポストらしくプラスチックのとか使えよ! 苔蒸すような素焼きのものなんか使うんじゃんねぇ! 紛らわしい! と心の中でブツブツ思っていたら、 もやい奥様の云うには、柳瀬朝雄さん、最近亡くなったとか。 空輪事件でもやい奥様にバカにされて泣き濡れていたらハンカチを下さいました。ん? 奥様談:話を作るんじゃありません。最初っから「ふきん要ります?」って云ってるじゃないですか! 最後に向かった先はお約束のロンディーノで御座います。 こうして波乱万丈な一日が終わりを告げたのかと云うと、まだ行く処があるので御座います。 |