2022.02.07   COVIT第6波・感染者数推移 

1/21 1/27 1/31 2/02 2/07 2/08 2/9 2/11 2/12 2/15 2/28

3波収束時のグラフはこちら COVID-19関連情報

1/21

6波の急拡大が起きたのは1/4。前週比3倍を超えました。【注目1】
そしてこれまでに例を見ない急角度での上昇。【注目2】
更にアッと言う間の5波越えです。【注目3】
1/21には報告日別集計で1万人目前。

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 その日の発症日別集計ではピークは1/17の5、786人。ピークに4日のズレがありますが、これは@感染して、A発症、B受診して検査、C検査結果が出る。D保健所に報告。Eその報告を都が集計するという各段階にタイムラグがあるからです。検査結果が出た日の確定値は数日経たないと判りません。

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 よくニュースに出てくる「本日の感染者」はその最後の段階。感染日からは一番遠い日付です。おまけに殆ど速報値。本当に知りたいのは感染日@なんですが、それは本人にだって判りません。
公表されるデータは都に報告され、集計された日E。確定日(検査結果が出た日C)。診断中に医師が「この症状はいつからですか?」とヒアリングした発症日Aの3種類ですが、感染日に一番近いのがその発症日Aです。確定日Cのデータは直近3日は全く当てにできません。後から追加されるからです。発症日Aデータも後から追加されます。1週間は経たないと信用できません。ということを頭においてグラフを見て下さい。

1/27

1/27は報告日別ではまだグイグイ上がっています。

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でも発症日別集計ではピークが1/18で、数日間動きませんでした。そのピークが追い越されないことを祈りながら毎日グラフを更新していたのですが。

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下は上の発症日別グラフの直近分です。まだピークは動くかもしれませんが、でも感染拡大が頭打ちになっているとはいえそうです。

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1/31

報告日別では1/28に17,631まで上げたあと一見上げ止まったかみ見えたのですが。

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発症日別グラフの直近分です。ピークは3日間1/24のままです。

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このあと馴染みの園芸店でコロナはもうすぐ下がるかもしれないよ。当たったらなんか頂戴ね♪と云ってきました。くれるそうです。何くれるんだろう? まさか葉っぱ一枚なんてことは。

 

2/02

ところが2/2に報告日別(ニュースに出るやつ)で2万人越え。

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 別のお店の女将さんに「上がっちゃったじゃない。いつ下がるのよ!」と糾弾されてしまいました。でも発症日別ではピークは変わりません。

2/04

この日も報告日別(ニュースに出るやつ)で2万人越え。
でも発症日別ではピークは7日間変わりません。ただ次のピーク候補1/31が現れました。

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2/07


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明日明後日にはピークが1/31に変わるかもしれません。ただし上げ止まっていることだけは確かでしょう。それは次の確定日別推移グラフからも云えます。まだ下降には到っていませんが, 7日平均の角度が変わりました。確定日別推移グラフは前述の理由から直近3日間は無視しています。

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2/08

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予想通り直近発症日別推移で、ピークが1/31に変わりました。私の確定日別推移グラフではほんのチョットだけ下がったのですが、そのほんのチョットは当てになりません。半月前の1/24でも2人増えています。報告が遅れたのか集計漏れです。1週間前の2/1でさえ今日423人も増えています。誰かがサボっているのではなく業務が追いつかない。医療機関や保健所が逼迫していることの現れです。

近所の園芸店で「予言したあとストーンと下がってくれたら俺カッコ良かったのに、これじゃ〜葉っぱ一枚になっちゃうじゃんと云ったら残念だね〜、胡蝶蘭を用意してたのに!(笑)だって。嘘つけ!

2/09

報告日別グラフと確定日グラフとも7日間の移動平均が下降に転じました。
兆候でしかありませんが、良い兆候です。

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 発症日別グラフのピークは1/31のまま変わりません。
明日も明後日も変わらないでしょう。


2/11

報告日別グラフと確定日グラフとも7日間移動平均が3日連続で下がりました。
但し確定日別はゆっくりとです。

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2/12

2/12 報告日別グラフの7日間移動平均が急に下がりました。
半信半疑。数日様子を見ないと安心は出来ません。

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急な下げの理由が判りました。1週間前の2/5に検査結果の報告・集計が集中していたんでしょう。それが7日平均の対象から外れたのでグラフが急に下がったと。
決して感染が急に下火になった訳ではありません。

報告日別だけ見ているとこういうことがあるので、私は3種類のグラフを記録しています。
確定日別の下げはゆっくりとです。確定日別の直近3日は後で大幅に追加されるので移動平均からは除外しています。

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発症日別では2/7が伸びてきましたが、1/31を超える可能性は少ないと思います。

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今気がついたんですが、発症日の小ピークは月曜ばかりですね。
オミクロンの潜伏期間は短いという話からすると、前週末金曜日の感染? 飲み会とかお食事会をやってる?

ニュースに出る「本日の感染者」の意味は「本日新たに集計された感染者」です。
確定日別集計を見ると良く判ります。2/13(日)の「本日新たに集計された感染者」は13,074人。それを2月の範囲で何日に陽性と確定したかが「本日増」です。「累計」は今日から過去に向かった累計です。「%」は「本日新たに集計された感染者」の何%か。


「本日の感染者」じゃなくて「本日新たに集計された感染者」だという意味は本日2/13に陽性確定となった人は1人しかいないことだけでも判るでしょう。3日前でやっと9割を超え、99%を超えるのはほぼ1週間前です。集計にはそれだけの遅れがあることを頭においてニュースを見る必要があります。

2/15

ニュースに出てくる報告日別推移です。前述の理由から私はあまり重きを置いていません。


むしろこちら、確定日別の推移です。
報告の遅れがあるので信用出来るのは3日前までの状況ですが。
それがニュースにしにくい理由でしょう。

今回は6波の分だけのグラフも作ってみました。青は2/12のデータ。赤はその後3日間の増加分。合わせて2/15のデータです。これが「信用出来るのは3日前までの状況」と云う理由。3日前の2/12の当日分は28人でしたが、3日経ったら1万3千人も増えました。2/11も倍以上に。2/12時点で信用出来るのは2/9までの分です。今日なら2/12までは信用出来ますが。
所々下がっているのは土日で病院とかが休診日な爲検査数が少ないんでしょう。


いつもの発症日別推移です。1/31のピークは動きそうに無いですね。
確定日のピークが2/3ですから、症状が出始めて、感染したかもと思い、受診して検査結果が出るまで平均4日のタイムラグと云えそうです。

2/28 月末総括     

報告日別集計

報告日別集計は午後五時ぐらいにニュースで出てくるやつです。気にはなりますが分析には使えません。「今日の感染者数」の様に思われがちですが、今日になってやっと把握された感染者数ぐらいの意味でしかないので。

確定日別集計 

真夜中に更新されるひとつが「確定日別集計」です。これは何日に陽性と医師が診断したのかと云う集計です。

6波の分だけグラフにするとこんな感じ。当日分はゼロか一桁です。今日集計されたものの多くは昨日一昨日に陽性と診断された人で、1週間経ってやっと集計されたものも。保健所がサボっている訳ではありません。保健所の皆さんは過労死認定レベル以上の残業を強いられています。デコボコがあるのは病院の休診日です。じゃぁ医者や看護師は楽をしているのかと云うと、入院患者が病院内にいます。 

休診日のデコボコをならす爲に7日間移動平均グラフを追加してみると・・・。土日のデコボコは慣らせるてやっと傾向は判りますが、でも2月は祝祭日が2回もあってそいつがノイズに。2週間の移動平均を追加してもまだノイズの影響が。

発症日別集計

 発症日別集計では休診日ノイズは発生しませんし、感染状況に最も近い状況が判ります。
まずは一波から通しのグラフを。ピークは1月末ということは判りますが、でもマクロ過ぎて今の状況は。

 

そこで6波の分だけグラフにするとこんな感じ。 

面白いことに気がつきました、時々ぽこんと跳ね上がるのは1週間おきの月曜日です。オミクロン株は潜伏期間が短いということを考えると、サラリーマンがいわゆる花金に飲み会をやって感染してる? あくまで想像でそうである事を示すデータも記事もありませんが。