釈迦堂切通の道    梅のや

さてこちらはその華頂宮邸から今来た道を戻り、報国寺を過ぎてちょいと行ったところ、金沢街道(旧六浦道)に出るほんのちょいと手前です。なにやら落ち着いた佇まいの門に「だんご」 と旗が。なにやら不思議なお店です。

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某奥様にこのお店のことを話したんですが、全然様子が判らないらしい。まあそうですよね。「お茶屋さんで、骨董品も売っていて盆栽も売っている」なんて。でも嘘ではないんですよ。


ほら。ちゃんと書いてあるでしょ!

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お店の佇まいの割にはなんか安めなんですよねぇ。いや、良いことです。最初に食べたのはところ天でした。酢味が抑え目でさっぱりしていてそれは美味しかったです。
でも、こうして改めて眺めてみると・・・

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「ゆず湯」に「かりん湯」って気になりますねぇ。今度はそれを頼んでみましょう。


が、先日そのメニューの反対側にこんな絵が・・・、これは食べずにはなるまい!

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で、こちらが中の様子

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根津や青山の骨董屋さんとはものが違い、まあ骨董と古物(「こぶつ」ではなく「ふるもの」)の中間ですかね。 「こっ、これは初期伊万里でありましょうか?」「いや、江戸中期だよ」なんて蘊蓄をたれるような堅苦しいお店ではありません。

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中には西洋アンティック物まで、それに古着まで。しゃちほこばって見ると統一感がなさそうで、でもなんか雰囲気には統一感があって、気楽な、結構楽しいお店です。(笑)

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女性に人気が有りそうなお店ですね。と言った矢先に、ほら。(笑)
おっ、火鉢も有ります。火も入っている。実は同じものが重ねてあって下は売り物のようです。

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おっ、玉こんにゃくが来ました。軽くお燗をしたお酒もついています。こうなったら飲むしかありますまい。いたしかたの無いことで御座います。

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って、本当は150円の玉こんにゃくだけじゃカッコがつかないので一緒に頼んだんですがね。
待ってる間に席の脇を見ていたら、なにやら可愛い蓋物が。しかしいったい何に使いましょうか? 


玉こんにゃくとお酒を頂きながらまた脇を見ていると、おや、このちょいと大振りな杯?もよさげ。両方とも千円ちょっとです。しかしこの蓋物何に使おうかなぁ、とまだ考え中。

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しかしこの玉こんにゃく、ちょっと醤油味が強すぎかなぁ、と思いながらふと見ると芥子が付いているではないですか。この今伊万里に気を取られて気が付きませんでした。
これを付けるのかな? パクッ。おお、これは旨い! 
シマッタ、最初からこうして食べれば良かった。これはリベンジが必要ですね。(笑)
ちなみにこの唐草伊万里、今私がお酒を飲むときの一番のお気に入りになっています。
陶磁器としての価値と自分の日常の器としての良さは別物ですね。