鎌倉の冬 2007.01.01    建長寺の元旦 

大晦日の建長寺の総門

円覚寺の後は建長寺へ。こちらも元旦深夜に来たことはあっても、大晦日には入ったことがありません。初めてです。

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三門

こちらの三解脱門は夜になると益々荘厳さを増します。

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仏殿

仏殿も鶴岡八幡宮の賑わいとは正反対な、私のような者でも思わず信心深くなってしまいそうな透き通った静寂さが。

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嵩山門(すうざんもん)

この嵩山門から先は修行道場のためいつもは一般の人は入れません。ところが、並んでいるではありませんか。

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その人並みは嵩山門の奥の方まで。どうやら年明けとともに何かが始まるようです。なんで並んでいるのか知らないまま私も並ぶことに。

建長寺の除夜の鐘

嵩山門の傍には鐘楼があります。開山の翌年、建長七年(1255)に作られた梵鐘は国宝です。その梵鐘で読経とともに除夜の鐘が始まりました。

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西来庵

除夜の鐘も終わり、元旦とともに列が少しずつ動き出しました。0時21分、おお、西来庵の門です。写真でしか見たことはありませんでしたが本物です。

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西来庵は開山蘭渓道隆の墓塔、塔頭(たっちゅう)で、蘭渓道隆の肖像彫刻を安置する開山堂とその手前に立つ昭堂(重文)などがあります。

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ところで、私が並んでいたのは何だったのかやっと判りました。ここ西来庵の鐘をつくためだったんですね。

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こちらがその鐘です。

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こちらが西来庵の本堂でしょうか? この奥に提灯が見えたのですがあれが開山堂でしょうか。

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列は進むのになかなか帰ってくる人がいなかった訳が判りました。御座敷に上がって甘酒を振舞われていたんですね。

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若い修行僧の方が鍋ごと甘酒を持ってきてくださいました。しかしあのアルミのやかん。こちらでは現役なんですねぇ。アルミのお盆にお煎餅、飴、そして蜜柑。なんか思わぬ処に修行の質素さがうかがえます。

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こちらは普段は修行僧が寝泊まりする処なのでしょうか、それとも勉強部屋?
書院などに比べれば質素な作りですが、落着いたよいお部屋でした。床の間に塗りのお盆が。気のついた人はそこに志を置いていきます。

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嵩山門を内側から

嵩山門を内側から。1年の内この日、この時刻でないと内側からの写真は撮れません。

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その嵩山門から三門を覗きます。よい光景でした。

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