倉敷の旅 2009.4.9 倉敷を川岸から |
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昔の倉敷町役場さて今度はその運河沿いを陸上から見ていきましょう。 この橋は中橋。そして向こうに見える洋館は「倉敷館」(観光案内所)で、昔の倉敷町役場だった建物です。1917年(大正6)に建てられたとか。
追々書き加えていきますが、倉敷町役場となる前、江戸時代後期の1841年(天保12)まで、ここは庄屋を務めた新禄の代表・植田武右衛門方清の家で、方清が4期13年務めた庄屋を止めるときに自分の家を自分の家を村会所として寄付し、その村会所が後に町役場となったのだそうです。凄い太っ腹、ということと同時に、ここ倉敷では天領という特殊事情もあってか住民の自治というものがそうとう強かったようです。倉敷の江戸時代の有力者についてはこちらのサイトが詳しいのですが、それを読んでいると当時の倉敷の状況が見えてきます。士農工商なんて建前に過ぎないということも。 その中橋を渡った右側には若い女の子達が集まって。当然娘も吸い寄せられて。 なんかアクセサリーみたいです。 旅館くらしきと珈琲館中橋のこちら側を東岸を進んでみましょう。あの和服の方が立っている処は江戸時代には砂糖問屋だった建物で、今は旅館くらしきです。宗方志功の定宿だったとかで、評判は良いようです。特に民芸関係者には。 民芸関係者って、骨董関係者ほどではないにしてもお金持ちなんですよね、普通は。 わっ、屋根に草が生えてる。 なんて方に気を取られて、屋根の下を見ていなかったのですが・・・ お昼の後に「たしかこの辺に珈琲館があるはずなんだけど?」と言ったら、娘に「は〜? 朝に目の前を通ったじゃない。ここでしょ」と。 その屋根の下が珈琲館で御座いましたわ。フキフキ ""A^^; で、その珈琲館は私は初めてです。1971年の開店とか。ってことは最初に倉敷に来たときには無かったんだね。でも最近は有名みたいです。有名になると味が落ちるのが通り相場ですが・・・。私が頼んだのは普通にブレンドコーヒーでしたが、美味しかったですねぇ。 これは娘が頼んだ「琥珀の女王」。 照明器具もレトロで、良いですね。このお店に似合っています。 お店はそんなに広くはないのですが、落ち着いた良い感じですね。 が、何よりも良いのはコーヒーが美味しいことです。 娘が何を笑っているかというと・・・、 むかつくので申し上げられません。 川舟の乗り場の前これは川舟の乗り場の前のお店にあったお面。なんか面白いですね。 酒屋さん「土手森」その珈琲館から更に先に進むと、こちらは酒屋さん。「土手森」ってのがこのお店かな? 私は1/3しか飲んでません。1/4かな? 娘は味見以上には飲んでいません。 こちらは甘味屋さんでしょうか? 結局入りませんでしたが。 ひととおり食べ物屋さんを見て回ってから、お昼を何処にするか決めようってことにしました。 廣栄堂のきび団子ここのきび団子はチェック。 このあと、この角を右へ行き、この川沿いの道の1本裏に平行した道を北に向かったのですが、そちらは次の「倉敷の路地裏」編で。 この日の最後、チェックした「きび団子」も食べたし、そろそろ宿に戻ろうかって頃です。 え〜と、5時ちょうどぐらいですね。 鯛ちくわしかしその5分後に、この親子はまたしても買い食いに走ります。 だってねぇ「おざきやの名物・鯛ちくわ」って言われて、美味しそうなきつね色の焦げ目まで見ちゃったら、これが食わずにはいられましょうか。いたしかたの無いことで御座います。だめ? 「鯛ちくわ」を食べ終わって満足満足。ふと見ると夕日を浴びた桜に古い町屋の綺麗なこと。 おっ、あの軒上の立て看板は。さっき出てきた「土手森」って酒屋さんですね。 |
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