2010.09.16 鶴岡八幡宮・例大祭流鏑馬神事 |
鶴岡八幡宮の例大祭二日目の16日は小笠原流一門による流鏑馬神事です。 何曜日だろうが9月の16日。雨が降ろうが16日です。で、今日はその雨。もっとも鎌倉に着いたときには止んでいいましたが。 鳥居の提灯の下に掛けてあるのは海草です。例大祭に臨むため、14日の早朝の日が昇る頃に、宮司以下神職の皆さんが由比ヶ浜辺において禊(みそぎ)をし、そのしるしとして藻塩草(海草)を持ち帰って社頭に掲げるんだそうです。 おや、太鼓橋の脇にまだ蓮の花が。早朝の強い雨に打たれていじけてはいますが。 平家池にもまだ少し。でも源氏池の方はもう完全に終わっています。 場所を確保したのは11時。 左側の女性の向こう側の低いグレーの傘の場所です。 一の的に近いこちらの右側は、以前は手前半分が一般席だったのですが、全部報道席になってしまいました。もう最低! 待つこと3時間弱。やっと始まりました。でもまだまだなんです。 このあと色々ありましてねぇ。
小笠原流・若日記によると、壱乃射手は梅澤宏和氏。 弐乃射手は高橋譲氏
参乃射手は小笠原流宗家のご長男、小笠原清基氏だそうです。いつも参乃射手を務められていますね。 一度馬場元へ行き、しばらくして戻ってきます。太刀の鞘には毛皮がついていますね。 うつむいているのではなく、白旗神社の前なのでここだけ頭を下げて通るのです。 この写真よりも壱の射手の方の方がわかりやすいかもしれませんが、鏑矢を一本、弓と一緒にもっています。腰の箙(えびら)には矢が五本。 馬場元に向かうときは六本とも箙(えびら)に刺さっていました。 列が止まりました。先頭の奉行が馬を下りて、奉行所に入るのでしょう。そのあと、射手は馬場末に向かい、そこで馬を下りて控えています。 壱の射手だけ徒で中央に戻り、奉行より「流鏑馬神事初めませ!」と言われて馬場末に戻り、三騎とも乗馬して馬場元・扇形(スタート位置)に赴くところです。 そのあとやっと観客にとっての流鏑馬のスタートです。 |