北鎌倉 2012.05.05   円覚寺・国宝舎利殿公開  

もちろん私も入ります。そのために来たのですから。

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この倉も久しぶりだなぁ。

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この藁葺きの屋根は正続院。

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そして正面の唐門の向こうが国宝舎利殿です。大晦日深夜はこの場所までは入れても、舎利殿の方には入れません。

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中は撮影禁止。でもここからなら合法(?)です。ん? 中で堂々と写真を撮って居る人が。

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なんだ? どうなってるんだ?

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んまぁ、こちらでは堂々と記念写真を。あれれ? 「撮影禁止」の張り紙がどこにも無い。

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見張り?のお坊さんも居ない。実は昔、その見張りのお坊さんに許可を貰って、撮ったことがあるんです。もう10年も前なんですけど。この写真のとき。これだけ撮らせてくれないかと頼んだら、お坊さん二人が相談して、個人で楽しむだけなら舎利殿も撮って良いと。なのでチャイム代わりの板以外は公開はしていないんですが。

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でも、今日のは大丈夫みたい。

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この舎利殿は、 もとは鎌倉にあった太平寺(尼寺)の佛殿で、戦国時代初期にこちらに移築したものだそうです。太平寺の佛殿として建てられた年代は不明ですが、鎌倉時代末期の様式を良く残しているんだそうです。

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建築様式の蘊蓄を語ろうとデティルの写真もたんまり。どんな蘊蓄だって? それはまた追々。
とりあえずの蘊蓄はこちらをご覧下さい。

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その舎利殿の後ろにに開山堂があるんですが、屋根の端っこしか見えません。その開山堂が無学祖元禅師の墓所なのではなくて、お墓はあの階段を登った山の中腹にあり、開山堂はそこへの拝殿なのだそうです。

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この舎利殿の中には入れません。入りたければ出家して雲水になれば、修行のために入れます。
でもその修行の内容を聞いたら、私は入りたく無くなりました。

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舎利殿の右隣は雲水の修行道場となっている禅堂・正法眼堂です。中の様子は選仏場を見れば解ります。雲水さんひとり分のスペースは畳み一畳。今でも冬も素足に草履。着るものも三枚まで。
この中には中世の生活が今も生きています。

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こちらは出口なんですが、こうしてのぞき込む舎利殿も良いですね。

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そろそろおいとまをすることと致しましょう。

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大晦日、というか私が来たのは2009年の新年深夜ですが、ここで襖を開け放しは行われていた仏事は見ているだけで敬虔な気持にさせられました。

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