法隆寺11東院伽藍 北室院の唐門 2016.05.12 |
「西園院の門と屋根」で唐門をちょっとしかお見せしなかったのはこちらがあったから。 絵画資料、要するに絵巻では檜皮葺もあるけど板葺に描かれているのもありますね。 現在では唐門というと、滅多に開かない方丈や舎利殿の中門というのが通り相場で、とっても格が高い感じなんですが、平安時代から鎌倉時代まではそうではありません。歴史研究者が鎌倉の将軍御所を調べたりするときには注意が必要です。 ところで、日差しが強くて門の下の木組みのあたりが真っ黒になってしまします。 なので以降、画像ソフトで若干補正。 ディスプレイによっても変わるんです。私の右のディスプレイだと木組みが判るんですが、中央のメインディスプレイだと黒くなっちゃうんですよね。
平安鎌倉時代は門の両脇は築地塀ですから、唐門には側柱はありません。築地塀の端の木枠がその変わりを果たします。棟門のデッカイのはそれでは保たないので四本の側柱を立てますが。
update 2016.05.22 |