2017.04.08      歴博での私の収穫 

私が来たかったのはこの東三条殿復元模型の写真が欲しかったんですよ。

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Wikiにアップするには自分の撮影・作成でないとやっかいなので。 でも照明がやっかい。だいぶ色調補正しました。

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一番困ったのはガラスの反射。 あのど真ん中の非常口マークですよ。とうとう画像補正。解らないでしょ(笑) でも苦労しました。あっ、そうそう、これは帳(ちょう)、あるいは帳台(ちょうだい)と云って、天蓋付きのベッドです。浜床が付いているので天皇か皇后ぐらいですね。 

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撮ってるときには使う気は無かったのですが、畳みに円座です。この畳みは大臣・親王クラスですね。高麗縁(こうらいべり)の大紋ですから。

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持ち運び可能なカーテン、几帳(きちょう)です。手前が四尺几帳、奥が三尺几帳。 解説はこちらを御覧下さい。まだ投稿前ですが。いや〜、東三条殿の復元模型の他にこんなのもあったとは、感激、嬉し涙、もう死んでもいい、とまでは申しませんが。

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でもこれ、四尺几帳と三尺几帳の帷(とばり)は逆にした方が良いですね。何でこうしたんだろう?

一番嬉しかったのはこれです。 大鋸(おが)。この登場は室町時代からです。それ以前にはありません。製材の基本は割ることです。だから綺麗に割れる檜なんです。

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法隆寺の時代から中世のほとんどは大鋸(おが)なんかなくて工具はこんなものだけ。

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長押は普通表面しか見えないのですが、実はこう。昔の製材は割って削るということが良く判ります。見えない裏側は割っただけで、仕上げの削りをしていません。

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