某お嬢の浄妙寺墓参に一揆一同付き添いです。 まあおじょうちゃんと違ってお酒を飲むので未成年ではなさそうですが。
なになに、悪の秘密組織さんは前駆として既に寺内を平定したとか。 ならば公方暗殺を狙う吹き矢の毒針も飛んではきますまい。
これだけ離れればシャッター音も気づかれまい。ふっふっふ。
おっ、しっとりと落ち着いて♪(by「逃げるは恥だが役に立つ」)
と詫び寂びな風情に浸っていたら、某お嬢がまたもや 「何これ?」 と風情を掻き乱します。 「は〜? お茶の花に決まっとろうが! そんなことも知らんのか、大学で何習ってるんだ!」
大学談:そんなこと入学前に知っててよ。(;^_^A アセアセ
まずは足利貞氏の供養塔。某お嬢が「あたしの父です」と。私が「義理のね」と。
中世考古学研究者たるわたくしはここで修復作業を致しました。 したら執権奥様が「逆じゃないの?」。 「これで良いんだよ」とわし。 「あっ、隣が逆なのか」と奥様。
その前にはコスモスが咲き乱れ、某お嬢はえらく感激して、 「東京じゃこんなに咲いてるの見たこと無い。」 私がコスモスに感激したのはこのときの淵野辺ですかね。 15年前のコンパクトデジカメなんで空の色がいまいちですが。
では直義のお墓へ。
某お嬢はもう舞い上がって、心なしか足が宙にういてません?
我が家の迎賓館の裏庭です。悪の秘密組織さんはここに。見上げると柿が色づいて♪
直義のお墓と浄明寺さんが云っているやぐらです。 見て下さい。感動の再会に腰が浮わついて。
あっ、没年をちゃんと直してる。でも文化財補修は色合わせもちゃんとしないと。
って、立て看は文化財じゃないか。フキフキ "A^^;
時間の都合で今日は我が家の迎賓館へは寄らずにこちらへ。 今はお茶室に使っていますが、本来は、う〜ん、会所みたいなものですね。 漢詩の会なんかをやっていました。
私は欠席しましたが。(世間の声:漢詩どころか、漢文も読めないからなぁ)
水琴窟です。 某お嬢を呼んで聞かせたらえらく感動していました。水琴窟って知らなかったんだって。 まあ、それは無理はない。あんまり無いからね。
でも、あの控え目で澄んだ音色を少しは見習いなさい。
生菓子です。美鈴の。 変なお店でねぇ。戸を開けると普通のお玄関でショーケースなんて無く、 小机の上に見本のセットものが置いてあるだけ。 北鎌倉のこまきもそうだけど、六個入り折り詰めでしか買えない。 こまきは1種類の六個入りだけど、 こちらは六種類入りの折り詰め。予約すれば大丈夫かもしれないけど。
まあ、上生菓子って基本お茶会用ですから老舗は注文が本来なんですよね。そのお茶会用のオリジナルな注文とか。東慶寺の白蓮舎で出すこまきの上生菓子も白蓮舎でしかいただけません。
悪の秘密組織さんは音色を聞いているのかと思ったら写真を撮ってるみたいです。 無粋ですねぇ、そこは心静かに音色を楽しむものですよ。(世間の声:お前が言うか!)
薪能までしばしご歓談。 とそこへ薪能会場の連署から携帯が。「4時半頃着くから」。 ん? 某お嬢が居ない。
あら、こんな処で心静かに瞑想中? ちょっと見直した。ん? まてよ、あの方向は直義の墓の方じゃないか。 過ぎし日の官能の情乱に思いを馳せているのでありましょうか。
あのお嬢ちゃん面白かった。 柄杓を手にずっと動かないんです。ポタリ ポタリとしか墜ちない水を貯めてるんでしょうね。
4時4分に浄明寺を出て鎌倉宮の薪能会場へ。一人足りないんじゃないかって? 撮られるのを警戒して私の後ろに居るんですよ。ここで壁ドンならぬ背ドンをされたら俺は死ぬな、と足がすくみました。フキフキ "A^^;
なんか俺の廻りの若い子ってこんなのばっかだなぁ、 あれもそうだし、これもそうだし。ニョニャンの相 があるのかしら。フキフキ "A^^;
(世間の声:女難は女難だけど。世間の意味とは違うような。)
他の季節は浄妙寺 index からどうぞ |