2020.3.26 公園の桜と新型コロナ.1 |
11年前に新型インフルエンザが世間を騒がせたときに勤務先で説明をしたことがありますが、現在の新型コロナへの個人での対策はその頃と変わりません。そして免疫力を損なわないように睡眠を十分に。 更にもうひとつはメンタルヘルスも問題です。特に子供達に大きな影響が。不特定多数との接触を極力避けながらも、安全に外で遊ばせることが今まで以上に重要になってくる気がします。太陽の光を浴びることはメンタルヘルスだけでなく免疫力も高めます。 3/26以下三枚は26日。この写真はママさんが子供達を公園で遊ばせているところ。 これより前に小池都知事の花見の宴会などの自粛を要請は出ており、大人数での宴会お花見はありません。 厚生労働省も集団感染の共通点は、特に、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」、この3つ条件が揃う場所がクラスター発生の条件としています。3密です。 あくまでクラスター発生の条件ですが。クラスターじゃなくても感染はしますが、この頃の戦略はクラスター潰しでした。この日の夜首相補佐官が26日夜、地元の仙台市で出版記念パーティーを開いていたりしています。その後クラスターかどうか判らない個発例が増えて3密の密ひとつづつも避けるべきと言われるようになりましたが。(追記) 所謂宴会お花見もその意味では2密で3密ではありませんが、ただこの人出ではねぇ。3密に準ずるでしょう。通行禁止にするのは良く解ります。 上野公園や井の頭公園のように人が密集する場所のリスクは高いと思いますが、これぐらいの感じの少人数のピクニックなら良いのではないでしょうか。この写真の状態なら1密に止まっています。リスクはゼロではありませんが。 もちろん日本では欧州のような医療崩壊には至っていないから云えることですが、4月1日時点での専門家会議の提言は東京のような感染が増加している地域では「10名以上が集まる集会やイベントを避ける」「家族以外の多人数で会食などは行わない」です。 ところで例の首相夫人ですが、桜の下での記念写真よりも、その前のパーティの方が確実に3密ですね。野球選手の感染は12人の会食で6人が感染。某首相夫人のパーティも13人とか。某首相の言葉を借りれば「自粛の中で何が求められていたのか。正確に」ポイントを理解をしてほしいですね。一番理解していないのが某首相なんですが。最近よく耳にする「正しく怖がる」は旨いフレーズだと思います。 今回の休校で子供を連れてスーパーで食料品の買い物をしていたら「子どもは出歩くなって言われているでしょ!」と怒鳴られることもあったとか。そうした風潮をうけて文部科学省も教育委員会や学校向けのQ&Aを訂正して「もともと『外出してほしくない』というつもりはなく」「健康維持のためあるいはストレス解消のため適度な運動をすることは大切です」と方向転換しています。 iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の個人サイトにこんな図が。 EUやアメリカの様に医療崩壊にまで行ってしまえば、外出自粛どころか外出禁止、都市封鎖をしてでも感染拡大にブレーキをとなりますが、東京はまだその手前で踏みとどまっています。上記の図にあるように、社会経済活動の最大限の制限は社会経済の崩壊でもあります。 まずは医療崩壊を起こさないことですね。数字に表れない水面下、潜伏期間という不確定要素はありますが、一番重要なのは一人の感染者が他に感染させる平均比率(*)を1以下に抑えられれば良いのです。1以下にならなくともより1に近づければ、ピークの高さが下がり、かつ後ろにずれて医療崩壊から免れます。ゼロは非現実的です。 (*)専門用語では「基本再生産数」。感染例ごとに発生する二次症例数の平均です。 小池知事の「夜間の酒場 出入り控えて」は当然のこと。「若者の皆様方には、カラオケ、ライブハウス、そして中高年の方々につきましては、バーやナイトクラブなど、接待を伴います飲食店など」もです。 私はほとんど家に居ますが、外から子供達の遊ぶ声が聞こえてくるとなんとなく嬉しくなります。 COVID-19(新型コロナ)関連推薦情報 東京都の感染者推移グラフ |