21/3/3 東京都の感染者推移グラフ.4 |
第1波のときのグラフ、 第2波のときのグラフ、 第3波初期のグラフ。 緊急事態宣言が2週間延長になります。 と書いた直後の報道です。
思わず納得してしまいました。やはり政治家は 実効性 など眼中に無いようです。 三種類のグラフがこれです。細かい説明は前回のものをご参照下さい。 報告日別による陽性者数の推移通常ニュースなどに出てくるのは東京都が発表するこの「報告日別による陽性者数の推移」です。 確定日別による陽性者数の推移(図2) 上二つの図の線グラフでは赤が普通の移動平均ですが、黒は3日ズラして1週間の中央値に加工しています。 最後の右端は単純な下げ止まり曲線に見えるかもしれませんが、これはちょっとヤバイです。 発症日別集計「確定日別」グラフよりも更に実態に近いのが発症日別集計です。 青い部分は8日前の集計値。赤はそれから1週間の増加分です。 まず1月30日時点の同じグラフを出しておきます。 11月から急拡大を始めた第三波も1/4にピークを打ったあと急に下がっています。 ところが現在では様変わり。 右端を拡大してみます。三週間前までは発症者は順調に減っていますが、この三週間は足踏み状態です。三週間と云っても、直近一週間の発症者は青と赤を見比べてもらえば判るように、この先一週間の間に発見されて増加しますので、本当に下がっている訳ではありません。一週間前から更に一週間の間は、この先一週間で若干は上乗せされますが、そう大きくは変わらないということになります。このグラフを1/30時点のグラフと見比べて下さい。 専門家会議とか日本医師会が「下げ止まっている」というのはこれのことです。第一波の頃「ハンマーとダンス」という記事(論文?)が有りましたが、ハンマーの振るい方が全くダメですね。第二波の始まりを検知した段階でハンマーを振るわなかったからここまで拡大してしまった。 その意味では最初からとんでも無かったですね。前政権の全国一斉休校。 4/20 追記4/20のデータ発表が遅れています。嫌な感じですね、これまでも何回かありましたが、こういうときは感染者が急拡大して、保健所の調査が間に合わないときです。あっ、やっと2時間遅れぐらいで公表されました。遅れた原因はこれ? 発症日別の推移です。3月末時点で判明していたのが青、赤は4月に入ってから4/20までにPCR検査で感染が判明した人達です。発症日が昨日という人が49人も。 3月後半に既に増加傾向が見てとれますが、4月に入ると更にジリジリと増加しているのが判ります。加えて青の最後のエッジに比べて赤の最後のエッジは切り立っていますね。いやな感じです。読み方は様々出来るでしょうが、これが変異株「N501Y」による症状の進行の早さを表しているのだとしたら、背筋が寒くなりますね。まだ昨年12月のような急増には至ってはいませんが、今月末から5月にかけて現れるんじゃないでしょうか。グラフの推移を見ているとそんな気がします。確定日別のデータも取らないと。(;^_^A アセアセ ついでに確定日別のグラフも出しておきましょうか。確実に拡大してますね。ホップ・ステップ・ジャンプの最初のホップ段階ですね。ここでハンマーを振るわなければ政治家なんか居ない方方が良い。でもその動きは既に出ていますが。「報告日別による陽性者数の推移」はニュースに出ていますのでそちらを。 COVID-19(新型コロナ)関連推薦旧情報 |