- 見なかったことにする
- 駆け寄って抱き起こし、肩をガクガクゆすって「しっかりしろ!」という
- 119に電話して救急車を頼み、AEDを取りにいく
- 119に電話して、どうしたら良いかを聞く
一番大切なのはその居合わせた人の初動です。
心肺蘇生法(CPR)は昔はとっても難しいことのように教えられてきました。
あれに注意、これに注意、下手したら訴えられるかもと。
おかげで助かる人まで助からず・・・
今では、119番の相手は「その人は普通に息をしていますか? 変な呼吸ですか?」と聞いてきます。まともな呼吸でなければ「胸の真ん中を強く早く押してください」と。
そんないい加減なもんでいいのかって?
いいんです。重要なのは「早く行動を起こすこと」。
普通の人の不安は
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うまく出来るか心配・・・
上手下手には思ったほど結果に差は無いです。逆に放置すれば確実に死にます。
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知らない人に直に触れるのは抵抗が・・・
肌に触れないでもよいのです。脈の確認も人工呼吸もしなくてOK。
心臓マッサージも衣服の上から
-
疲れそう・・・
その通り! 5分も10分も一人で心臓マッサージをするのはとても大変。多分無理。
手伝ってもらおう or
手伝ってあげよう。2分ぐらいで代わってあげよう。
それが無理なら、汗を拭いてあげるだけでもよい。(精神的な応援、孤立させない)
-
助からなかったらどうしよう・・・
あなたのせいではありません。プロがやったとしても助からない人の方が多いし。でも、寿命が残っている人なら助けられます。
CPRの手順
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自分自身の安全を確認する
- 意識の確認:肩を叩きながら相手の耳元で「大丈夫ですか」と呼びかける。
「大丈夫じゃないわい!」と答えれば大丈夫。反応が無ければ・・・
-
応援を呼ぶ・119番に通報。そうすれば状況・状態の確認から対処の指示まであるはず。まわりの誰かにAED
を取ってきてもらう(探してもらう)。
- 正常な呼吸の確認:見た範囲で判らなかったり、不自然な呼吸であればナシの扱い。
- 心臓マッサージ(胸骨圧迫)
掌を合わせて胸の真ん中に置き、肘を真っ直ぐ伸ばして真上から・早く・強く押す。
- AEDの使用 (本当はCPR+AED=BLS。でも細かいこと言わない)
- 救急隊に引き渡し
詳しくはwikipedia心肺蘇生法、心臓マッサージはどのようにするのですか?(日本心臓財団)
AEDの使用
以下は覚える必要はありません。単にこんなものかと思って頂ければ。
- AEDは当ビルの1階、自販機の脇にある。それを患者の隣に置き、フタを開ける。
- 電源スイッチを手前に引くとフタが開く。リズム音で「ポンポンポン」と絶えず流れる。一人はそれに合わせて心臓マッサージ。
- 自動で音声によるガイダンス(以下G)が流れるのでそれにしたがって操作。
患者の衣服をはだけ、レスキューキットのハサミで切り開き、胸部に電極パッドを貼る。 (全てGあり)
貼薬などは取り直接肌に貼る。貼る位置は電極パッドに印刷されている。正しく貼られれば電極パッドのランプが消る
。
- 自動的に患傷病者の心電図を解析。
- G:「体に触らないでください。心電図を調べています」
「電気ショックが必要です。充電しています」 「体から離れてください。点滅ボタンをしっかりと押してください」
- 操作してる人も周囲の人も患者から離れ、ガイダンスに従い点滅ボタン(除細動ボタン)を押す。
- G:「電気ショックを行いました」「体にさわっても大丈夫です」
- 正常な鼓動に戻らなければ
- G:「ただちに胸骨圧迫と人工呼吸を初めてください」
2分間心臓マッサージ。人工呼吸は行わなくとも良い。
- 2分後に「残り5回です。体から離れてください」
- 正常な鼓動・呼吸に戻っても、意識が戻っても
- 電極パッドは付けたまま、スイッチもオンのまま
- 駆けつけた救急隊員に引き継ぐ。あとは救急隊員の判断
【一言アドバイス】
AEDは電気ショックが必要かどうか、自動的に判断します。
心臓がちゃんと動いていれば通電しません。なので、躊躇する必要はまったく無し。
あなたにしか救えない大切な命〜君の瞳とともに 完全版:5分 PUSHプロジェクト
SECOM
AEDのマニアル 海外の救急ドキュメンタリー (CPRとAED使用実写 YouTube 9:52)
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