Subject: 「ちせ」始動(1)フレーム Date:
Wed, 25 Apr 2001 19:52:21 +0900
しかし、このフレームだけでよくまあここまで引っ張るね〜。と自分でも呆れつつ。(^_^;)
見かけは同じなのですが、このフレーム実は全く生まれ変わっているのです。いや、チューブもそのまま、ラグもそのままなんですが。塗装に出す前に写真を撮りに行ったのですが、なんかパイプとラグの間に細い金色の線が? これが蝋ってもんかいな?? なんか新しそうな???
おやじさんに「どれぐらい狂ってました?」と聞いたら、なんかあわてながら「うっ、わかんない(^_^;)」。・・・えっ!! 要するに、狂いを直したんじゃなくて正確に組み立て直したんだそうです。 フレームの狂いの調整は本で読んだのでは角材を当ててグイグイなんてものだと思ったのですが、再塗装も頼んだんでチマチマしたことやらんかったみ たい。まあ、わしはその方が嬉しい。(^o^) 私は自転車の性能はチューブの材質とフレームの芯だと思っているので、あれだけ有名な(良くも悪くも・笑)工房で組立直しをしたのならもう品質はピカイチと思い込んでいるわけで御座いますよ。え? それは違うって? いいの! 俺がそお思って喜んでいるんだから。(笑) ただまあ、チューブはそんなに悪いもんじゃないけど、でもそんなに高いフレームでもなさそうだから事故以前の作成当初からの狂いも有ったんではないかと。そこは知りたかったんですがね。 ・・・・エンドの曲がりははっきり解っているけど。 おやじさんの話では、昔某メーカーの自転車で2cm芯が狂ってたのがあったとか。思わず聞き返しちゃいましたね。「2mmでしょ?」って。おやじは2cmだったと言い張るんですが、いつも大げさだからね〜(^_^;) もしかすると1cmぐらい(話半分)は狂っていたのかも。 でもまあそれはよその自転車の話、「これはもう完璧ですね?」と水を向けたら、おやじ胸をはって「完璧です!(^o^)」と言い放った。うん。信じよう。(^o^)/・・・・そこだけは。
Subject: Re:
RE^2:「ちせ」始動(1)フレーム Date: Thu, 26 Apr 2001
23:30:31 +0900
うしじまさん、しらなみさん、まいど。(^o^)/
>ただ、精度が出て無くても乗れます。イタ車党に芯の話をすると突っ込まれます(笑)ってゆうか私のRossinも行きつけのビルダー氏の基準では・・・
あはは、実は昔、某会議室(だったよね?)で皆さんがその話しをしていたのを私も盗み聞きしていたのですよ。だから、
>いいの! 俺がそお思って喜んでいるんだから。(笑)
っての付けといたのね。(爆笑) だってね〜、 「私のフレーム、大昔の素性のしれない安物フレームでおまけに傷物(事故車)になってしまって。ううっ、これじゃ〜お嫁にいけない。」(ノヘ;)シクシク.. といじけてているより「元は安物でも高名ビルダーさんが蝋付け組み直しをしてくれたんだもんね。」 「芯だって前よりばっちしだもんね。塗装だってピッカピカのU塗装だもんね。 高級自転車と変わらんもんね。ワッハッハ。」(^o^)/ と思っている方が幸せではないですか。まあ、ほんとに高級自転車でそお公言したら「やなやつ!」だけどね。(笑)
>ヨーロッパのプロは結構いい加減なフレームでもレースに勝っちゃったりします。
ここの会議室でも「ヨーロッパのプロは何キログラム」なんて話もありましたね。私も絡んでるけど。ただ、気になるのはNC誌71年8月号(もちろんCD/ROM)で鳥山新一氏が「問題はフレームの芯狂い、・・・ハブ軸での1mmの狂いは・・石油カンにいっぱい水を入れてキャリアに積んだほどの負担の増加に相当する。」 なんて言ってるんですよね。まあ、一文だけ抜き出すと問題かもしれないけど。いや〜、さすがに石油カン1本は勘弁してほしいぞ〜、と思うんですよね。 しかし、これほんとかね〜。これぐらいの狂いはホイール組んだって出るんじゃない? とまた火に石油をそそぐ。(;^_^A
アセアセ…
Subject: RE:Re: RE^2:「ちせ」始動(1)フレーム
Date: Fri, 27 Apr 2001 18:04:43 +0900 From: "おくちゃん"
芯狂い1mmでドラム缶一杯分って話、ある世代では有名な話なんですけど、実際にはどういう具合に1mm狂っているのか不明なんですね。 例えば、フレーム全体でずれているとして、直進状態で全く前輪と平行に1mm後輪がずれているというような時なら、おそらくほとんど問題ないでしょう。
これがリヤエンドのスリットのところで左右、あるいは上下方向にずれているとすると、ハブシャフトの端と端で1mmならタイヤのところでは3mmちょい。まあ、かなりのものです。他の部分がちゃんとしていて、エンドだけの問題だとしたら、これは一見して分かるでしょうね。乗って確かに重いし、癖も出ると思います。ついでに、鳥山さんは左右方向のスリップ角を重視していますが、上下方向のキャンバー角を問題視する人もいます。 ただ、大抵はもっとややこしいずれ方すると思いますので、上の例の様な分かりやすい狂いってのはほとんど存在しない。故に「1mm」なんて言われてもよーわからん。でも、素人を脅かすにはいいわな。 何十年か前には、注文でフレームを作ってくれるところが本当に少なく、やってくれたとしても図面通りに全く上がって来なかったそうです。そんなところで、かなり口うるさく精度に関して注文付ける必要があったんだと思いますが・・・。
乗り手の立場の人が製作に回ったというのは最近の状況でして、日本のフレームが寸法精度に関してうるさくなったというのは、実は過去に逆の状況だったからそうなったんじゃないでしょうか。自転車でのスポーツ走行に対しての知識のない職人さんに、なるべくちゃんとしたものを作って貰うとしたら、計測可能な寸法精度のとこから攻めていくしかなかったんじゃないでしょうか。
僕の考えですと、寸法精度のその先の、走行中のひねりや路面への追従に対して、安心して走れる為のノウハウの方が大切かと。いわゆるヨーロッパ車の方がこの点ではある時代までは確実に優れていたと思います。多少精度が怪しくとも、そのノウハウ持った自転車の方が実際にはよく走ると思います。もっとも、大狂いしていりゃ勿論駄目なんですけど。
Subject: Re: :「ちせ」始動(1)フレーム
Date: Fri, 27 Apr 2001 22:57:08 +0900
奥田さん、まいど。(^o^)/
>リヤエンドのスリットのところで左右、あるいは上下方向にずれているとすると、
これだと思うんですけどね。「ハブ軸での1mmの狂い」と言うのは。1mmで15kgの負荷なんてことがあるとすれば、0.3〜0.5mmの狂いでも単純化すると5〜7kgの負荷となってしまう。だけどフレームぐらいの工作物で0.3〜0.5mmの狂いなんて狂いの内に入らないと思いますし。 ・・・だいたいわしのホイールは振れ取り目標がその程度。(^_^;)
クイックレリーズじゃないもっと安い、それこそお子さま22インチMTBみたいなもののハブの固定方法って、ナットで締めてますよね。 位置決めなんてフレームにはめたら自然に決まるんじゃなくて自転車屋さんが目分量で調整してここと思う位置でナットを締めるみたいな。 ああいうのとか、昔のランドナーみたいにエンドにネジが付いていて位置調整?が出来るみたいなやつで、そのネジを1mmずらしたらタイヤ位置では相当大きなずれになりますよね。あっ、それが奥田さんの言う3mmか。(笑)
でもそこまで狂ったものを、競輪のコースみたいな多分路面抵抗の少ないコースを針金みたいな細くて固いタイヤで走って比較したら、そりゃ〜15kg重量差ぐらいの違いはあるのかな? と思いますね。
>鳥山さんは左右方向のスリップ角を重視していますが、
あれは力学的に説明しやすいからじゃないですかね。機械(自転車)の精度の重要性を説くために。ただまあ、とことん機械精度を上げたら上げるだけ良い自転車になるかと言うと、これまた迷信じみた所もあって、良い例がハブの回転ですかね。
私なんかもペダルの軸やらを指で回してクルクルと良く回ると思わずニンマリしちゃいますが、ペダルどころかハブの回転抵抗だって実を言うと、空気抵抗や転がり抵抗に比べたらそれをうんぬんするのはほとんど意味が無いとか。 えっ? 言い出しっぺはお前じゃないかって? だから言ってるじゃないですか〜、自己満足だって〜。(笑) それに、芯が狂ってるかもしれないって不安が全く無いってのは気持ち良いですよ。これはほんと。特に私の、「事故車」だから。
明日は、このロードをもらったスパゲッティ屋さんに乗って行って、これこの通り、事故りはしたけどちゃんと日本一(今年も一等賞らしいから嘘ではない)のビルダーさんに、競輪自転車みたいに精巧に直してもらいました。塗装も日本一の塗装屋さんです。パーツだって高貴なおフランスものてんこ盛りでっせ。(^o^) 皆さんのお好きなアルプスだって、オリジナルパーツがこれでしょ、これもでしょ、それと・・・あっ、2点だけか。フキフキ
"A^^; まあともかく、お色直しのお披露目に行って安心してもらおうと。(^o^)/ PS ほんと言うと、こんな古臭パーツはあまり好きではないんだけど。まあ、しょうがないよね。花嫁の実家のご両親への親孝行だから。(爆笑)
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