古道三浦道  三浦道・辻の薬師堂

三浦道

その石清水の井のちょっと先でぶつかる道は鎌倉時代以前からの古道と思われています。今もバス道路ですが、右(南)へ行くと材木座、すぐ左が横須賀線の踏切です。現在三浦道と言う名が残っているのはこの踏切の名前だけですかね?

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辻薬師堂

その踏切を渡ってすぐ右にこんなお堂があります。これが辻薬師堂。
伝承によると奈良時代に名越字御獄に寺があり、後年医王山長善寺と呼ばれ、それが江戸時代文化文政(1789-1825年)にこの地に移ったが、幕末に火事で焼失し、廃寺となったが幸い薬師堂と仏像は難を逃れ、以来村人によって守られてきたとのこと。

良く自転車で通る道なのでお堂があることは知っていましたが、これが探していた医王山長善寺の名残であったと知ったのは最近の話しです。

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正面のガラス戸にある小さな穴にお賽銭を入れると中に明かりがつきます。
こんな小さなお堂ですが、伝承では奈良時代から、少なくとも鎌倉時代以前の平安時代から鎌倉に在った寺であり、こんなお堂の中に平安時代の仏像と鎌倉時代を代表する十二神将像が安置されていました。詳しくはこちらをご覧下さい。