鎌倉の菖蒲と紫陽花  建長寺の雲龍図と紫陽花 2006.6.10

建長寺三門

建長寺も別に紫陽花を売りにしている訳ではありません。四季の花でまあ見所と言えば桜の頃でしょうか。総門からちょうどこの三門にかけての両脇は確かに見事でした。紫陽花はどうなんだろうと行ってみました。

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この三門は左側から見たところで、建長寺の入り口・総門は写真の右側になります。この写真の左奧に嵩山門(すうざんもん)があります。

建長寺嵩山門

この嵩山門(すうざんもん)から先は修行道場のため一般の人は入れません。ここが西来庵。開山蘭渓道隆の墓塔、塔頭(たっちゅう)で、蘭渓道隆の肖像彫刻を安置する開山堂とその手前に立つ昭堂(重文)などがあるそうです。

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で、その嵩山門(すうざんもん)の脇に紫陽花がごく普通に咲いていました。

建長寺法堂の雲龍図

おんや? 法堂(はっとう)の脇が開いています。中に入れるようです。行ってみましょう。

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ここでもまたASA3200のテスト。いやぁ、肉眼より明るく撮れました。千手観音坐像です。

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天井を見上げると龍が。1814年(文化11年)に再建された建長寺の法堂には、これまでは天井画はなかったんだそうですが、創建750年記念事業として、4年前の2002年に小泉淳作筆の雲龍図が掲げられたんだそうです。

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臨済宗黄檗宗各派本山雲龍図の解説によると、龍は仏の教えをたすける八部衆の一つで龍神と呼ばれ、龍神が水や雨を司る神であるため、法の雨(仏法の教え)を降らすという意味や、火災から護るという意味を込めて、住職が仏法を大衆に説く法堂(はっとう)の天井に描かれているんだそうです。
法堂の無い(消失した)円覚寺には仏殿の天井に描かれていますね。おや、建長寺法堂特別公開と言うページがありました。私はたまたま丁度良いときに行ったみたいですね。ん?「春の特別公開 4月29日(土)〜5月7日(日)」って、私が行ったのは6月10日なんですけど。会期が延長されたのでしょうか? それともこの日だけ? この先も拝見できるのか解りません。興味のある方は建長寺までお問い合わせください。


さて、方丈の脇を奧に行くと、天源院に登る石段の脇に紫陽花が。

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でもこれからですね。私はこれぐらいの時期が好きですが。

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上の石段に上がってみると・・・、

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建長寺の天源院

中には入れないのですが、ここからでも良い風景です。

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建長寺の正統院

昔、入ったことはあるのですが、今年の梅の頃にも入れなくなっていました。でも必ずここまでは来ます。この正統院(しょうとういん)は鎌倉時代の末期に14世住持となった、後嵯峨天皇の第二皇子にして夢窓疎石の師でもある高峰顕日(こうほうけんにち:1241−1316)の塔頭です。

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半僧坊への道

その正統院から方丈の庭園沿いに半僧坊への道を行くと、こちらにもごく普通に紫陽花が。

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半僧坊の石段の手前の紫陽花は見事でした。ただこのエリア、工事の資材置き場の様になっているのがちょっと残念ですが。

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建長寺回春院

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こちらには大覚池と言うのがあります。大覚禅師にちなんだのか、大覚禅師が作ったのか忘れましたが。鎌倉風致保存会の皆さんが手入れをなさったようですね。鎌倉風致保存会てちょっと気になる団体です。

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春に行ったときより少し整備されているような。気のせいかな? この池にアヒルが一羽。なんだかのんびりほのぼのとした雰囲気です。


さてと、もう4時になってしまいました。帰りましょう。

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