鎌倉の秋2006.10.08 旧川喜多邸の秋の公開 |
円覚寺から亀ヶ谷切通しを抜けて旧川喜多邸の前を通りがかったら、なんと今日が公開日ではありませんか。係りの方に「ここが公開日と言うことは旧華頂宮邸も今日公開しているんですか?」と聞いたらそうだと。 よくよく考えたら大仏次郎邸、ここ旧川喜多邸、そして旧華頂宮邸は同時に公開されるんだったんですね。風致保存会 会員活動予定には8(日)・9(祝)大佛茶亭公開 とだけあってここ旧川喜多邸と旧華頂宮邸の公開のことは書いていなかったんですよ。旧川喜多邸と旧華頂宮邸は鎌倉市の所有で公開もそちらが主催だからですかね。 さて、母屋の向こうに見えるのは哲学者・和辻哲郎の家です。 和辻哲郎は神奈川県大宮の麓にあった民家を練馬区に移築して住み、1960(昭和35)年に亡くなりましたが、そのあとの1962(昭和37)年に、川喜多夫妻がそれをここに移築したんだそうです。川喜多夫妻は海外から来た多くのゲストを迎える場として使っていたとか。 間取り自体は元々の民家(農家?)のものでしょう。玄関代わりの広い土間から上がったここが元々居間だったんだろうと。囲炉裏が切ってあります。 天井の照明は移築後でしょうね。 こちらは和辻哲郎の書斎だったのでしょう。しかし以前もこのアングルで撮したような。 一番絵になるんですよね。 その壁の向こう側、建物の西北に当たるのがこちらのお部屋です。 その奧。先ほどの囲炉裏のあった部屋の北側ですね。
2003年春の公開の様子はこちら銭洗弁天お帰り編.六浦道の川喜多邸をご覧ください。 |