西上州道普請.3 乙女の滝から十石峠頂上へ  07.05.04

さて、この先が33号カーブ。ここからが本格的な登りになります。

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そのコーナーには石仏が。ひとつは江戸時代末期の文化12年(1815年)のものです。あとは読めませんでした。

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とその写真を撮っているところへロードなチームな皆さんが。あちらは流石にコーナーなので手は離せませんが、軽く会釈で挨拶を送ってくれました。こういうところへ来ると自転車乗りばかりかバイクの人まで互いにエールを交わしますね。

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その先は古谷渓谷の乙女の滝です。この駐車場からも行けますが、それよりも少し先へ進んで・・・

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ここから降りた方がお薦めです。

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何故かと言うと、これこの通り。滝を見ながら降りていけます。

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いつもの道普請では下まで降りる時間的余裕はないのですが、今回は前日の上野村入りですから道草しほうだい。

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この渓流沿いに下っていけば、さっきの駐車場のところに着きます。

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確か26号カーブの先ぐらいにまた石仏が。こちらは文政12年9月吉日と。1829年ですね。

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その前の渓流です。

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25号カーブの先、この横にまっすぐ枝が出ている植林はカラ松? いや、よくは知らないのですが。

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着きました。ここも私のいつもの休憩ポイントです。この右が林道十山線でその先は栂峠の近くになります。ただしここからの入山は禁止、なにかあっても知らないよって札がチェーンにぶら下がっています。

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休憩も済んで走り出した直後に通り過ぎた車の中から子供の声で「ガッバッテ〜!」と声援が。
これは嬉しいですね。子供さんの顔は見えませんでしたが大きく手を振って応えました。


16号カーブの手前で・・・、なんじゃこりゃ! ハーレーを三輪車にしたみたいなのがテント車を引いて通り過ぎていきました。おまけにあれはバッファロウの角?

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15号カーブを曲がったあたり。けっこう傾斜はきついです。あの道をここまで登ってきたわけで。

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おお、ついに2号カーブが! あの先を左に曲がるともう真正面に十石峠の展望台が見えるはず!

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峠の到着は12時26分。道草に写真を撮りながらですから普段より1時間近く遅い到着ですね。ん? あのお二人は一緒に羽黒下で降りた人達ですね。もうお昼は終わったようで、このあと下って行きました。

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ここ十石峠は旧楢原(ならはら)村白井(しろい)宿から信州南佐久・大日向村(浅川三家のあったところ)を結びその距離は五里(20km)。そこから大日向峠、五里峠とも言われたそうです。


で、私はここで東京駅で買った幸福弁当でお昼です。サイクリストはチキンラーメンだろうって? 良いじゃないですかぁ、今日は野宿道具なしなんだから。

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ところで、ここ十石峠の桜はまだ3分咲き? 調子狂っちゃいますね。(笑)

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でも、何年か前の同じ時期にここは雪で覆われてその雪が突風に舞っていたことがありました。それに比べたらポカポカ陽気の実に良い天気でした。