鎌倉の菖蒲と紫陽花 瑞泉寺の紫陽花 2008.6.15 |
日曜日、11時頃に家を出たら、明月院の待ち行列が線路のあたりまで伸びて、更に折れ曲がって。ガードマンが「最後尾はここです」ってプラカードを持っていました。こりゃダメだ。というので鎌倉の反対側の瑞泉寺へ。 なんと1年以上来ていなかったんですね。おまけに紫陽花の時期には一度も来ていないらしい。これを見るとね。もっとも全てUPしている訳ではないんだけど、確かに紫陽花は記憶に御座いません。ところで向こうに見えるのが総門なんですが、あれを過ぎても民家が連なっています。 拝観料の100円を差し出したら「あの〜200円なんですけどぉ〜」「えっ、いつから変わったんですか?」「今年からです」 もう浦島太郎状態。 で、その拝観料ゲートの先の左側が梅園みたいになっているのですが・・・・、梅の時期にはね。ところがここは、紫陽花園でもあったようです。 見たことはあるけど名前は知りません。しかしこれ、萼(がく:装飾花) ばっかりで、本来の花(おしべとめしべ)が無いんじゃないの? どうやって繁殖するんだろう? 瑞泉寺と言えばこの古びた石段。となりには新しい階段もあるのですが、私はほとんどこちらしか通りません。なんかうっそうとしていかにも山寺への道って感じ。 そして山門です。 その山門を中から。この季節は初めてなのですが、紫陽花も多いですね。特にウリにはしていないんですけど。 この正面はお茶室だったような。入ったことはありませんが。 あれ? これは昨日海蔵寺でも見ました。 「恋路ヶ浜」ですよねぇ。初めて見たのは去年北鎌倉の古陶美術館でだったんですが、なんと変わった(葉っぱが)紫陽花なんだと思ったものですが、案外ポピラーなんでしょうか。 露草です。 でも観賞用に品種改良されたやつでしょうか? なんか子供の頃に見慣れた露草とちょっと違うような気も。 と思ったら、今度は白い露草が。こりゃ初めて見た! これは良く見ますね。なんて名前だかは知りませんが。 でも「黒姫アジサイ」や、明月院の「姫アジサイ」の方が私には紫陽花ですね。 これはポピラーな額アジサイ。「甘茶」かもしれないけど。 ちょっと赤くなり始めています。 で、本堂。中を見せて頂くと、右側に寺宝の木造夢窓国師座像があります。鎌倉時代の頂相彫刻で国指定の重要文化財とか。ん? 鎌倉時代ということは夢窓疎石がまだ存命中? 確かに実にリアルです。 その本堂の裏庭です。 夢窓疎石によって作られた国指定名勝の池泉式庭園。でもその庭よりも私はこの角度から見た本堂の屋根の反り返りが瑞泉寺のイメージですね。建物自体は古くはないのですが。 大きな矢倉・・・、ではありません。 矢倉はお墓ですが、あそこは座禅をする為の場所です。で、その座禅の為にこの池を掘ったり、もっと上に水を貯めて、座禅の修行のときに流して小さな滝を作ったり。 そう聞くと、なんかやり過ぎじゃない? ちなみにここは鎌倉五山文学のサロンだったようです。 右下のNEXTで次のページへ。 他の季節は鎌倉・瑞泉寺 index からどうぞ |