鎌倉の正月 2009.1.11 材木座の汐神楽 |
今年の汐神楽は日曜日。平日ならともかく、ごれは行かねばバチがあたる! と行ってきました。 お前は五所神社の氏子かって? まあ良いでははりませんか。 汐神楽は元々は漁師が豊漁と安全を祈願して行っていたもの。平安から鎌倉時代なら夷神信仰の役割だったかもしれませんが、えびす様は陸上の商人に取られちゃいましたからねぇ。 扇の上に塩をおいて、それを四方に撒いています。 約百年前に五所神社が引き継いだのですが、現在五所神社には神主さんが居ないので鶴岡八幡宮と八雲神社と鎌倉権五郎神社(御霊神社)の神職によって行われています。 こちらは鶴岡八幡宮の方。一昨年と同じ方ですね。 袴の色からすると。神職としては八雲神社や権五郎神社の神主さんより偉いみたい。 何度もこういう神事を見てきたので、私も二礼二拍手一礼だけはうまくなりました。 笹の葉って余所でも神事に使うんですかね? その笹の葉は、窯でゆでた海水に漬けて・・・ その飛沫で参拝者のお清め。あたり一面、茹でられた笹の葉の香りで、とっても良かったです。 レンズにその海水の水滴がついちゃいました。当然カメラにもね。カメラ的には最悪なんですが、まあ私に使われる以上これぐらい諦めてもらうしかありません。 次ぎはやはり笹で作ったような小弓で矢を四方に放ちます。 弓は古来魔除けの重要アイテムですからね。なんせ矢を射なくとも、弦の音だけで悪霊を追い払えるって優れものです。朝廷ではそのために滝口の武士を置いていたぐらい。『源氏物語』にも出てきますね。 空に向かって威嚇し、次ぎに地に向かって威嚇し、最後に空に向かって放ちます。それを四隅に向かって。四角四境祭に通じるところがありますね。 カメラ的には一昨年の位置が良かったんですが、同じアングルでもと場所を変えてみました。逆光は辛いけど、海は綺麗。 お次は天狗さま。 槍を持っています。矛(ほこ)と言った方が良いでしょうか。 こちらは何と言うのか解りませんが、役割としては「なまはげ」みたいなもの? というか同根? 子供の処へ寄っていきます。その仕草の面白いこと。手に持っているしゃもじみたいなもので頭を撫でられると元気に育つ、そんな感じの役回り。ただしひとりの子は怖がって「キャー! 怖いー!」と。何度近寄ろうとしてもその子だけ「怖いー!」とお母さんにしがみついて、この「なまはげ」さん、頭を掻いていました。もっともその子も最後には蜜柑で買収されてましたが。(笑) そうだ、俺も蜜柑を貰ったんだった。と今食べたのですが・・・、美味い! で、最後はどんと焼? お焚きあげ? 何と言ったらようんだろう。お正月飾りを積み上げて火を付けます。 |