鎌倉 2009.2.22     建長寺の梅と桜

総門

建長寺はほんとうにしばらくぶりです。地元民としてはですが。 しかしこの時期はちょっと気になることが。

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山門(三門)

これです。おかめ桜の開花状況です。先週も気になって山門のところから覗いたりはしていたのですが、今週ぐらいにはそろそろと思ったら、思った通りでした。

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咲き始めましたねぇ。満開にはまだ1〜2週間はありそうですが。

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仏殿

こちらは山門。その向こうに見えるのは仏殿です。

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両脇にあるのは開山・蘭渓道隆のお手植えと伝えるビャクシンです。そう伝わっているというだけで、そうかどうかはわかりませんが。仏殿の御本尊は地蔵菩薩で室町時代のものです。

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あちらが仏殿です。この仏殿は鎌倉時代から・・・、ではなく、江戸時代に芝増上寺の徳川秀忠夫人(崇源院)の霊屋(たまや)だったもの。徳川秀忠夫人は織田信長の妹のお市の方と浅井長政の間に生まれた三女、淀君の妹です。

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そう言えば、梅を見に来たんでした。もう盛りは過ぎています。

法堂

その後ろは法堂。本来はここで住職(管長)が配下の僧侶に講義を行う建物です。現存のものは1814年(文化11)に上棟されたものとか。

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以前は入れなかったのですが、現在はこの龍雲図の特別公開で入れてもらえます。もっとも2〜3年前からずっと特別公開が続いているような。

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昔はこれを撮るのはとっても大変だったのですが、最近のデジタル一眼レフはISO3200の高感度に手ブレ防止機構で鮮明に写すことが出来るようになりました。初めてこれを撮したのは2006年の6月こちらです。ISO3200だけど手ブレ防止機構なし。


ところで、唐門の脇の休憩所のところに、これは山茱萸 (さんしゅゆ)じゃないでしょうか。まだ蕾なのではっきりとは解りませんが。

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・・・どうも違うようです。(後日談)


あちらに見えるのは方丈の庭。

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正統院

その方丈の脇の道をまっすぐに行くと、こちらが正統院(しょうとういん)。

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仏国禅師こと高峰顕日(こうほうけんにち)という鎌倉時代の偉いお坊さんの塔頭です。後嵯峨天皇の第二皇子だった方ですね。天皇の子供だったから偉いというのではなくて、本当にお坊さんとして偉かったようです。

回春院へ

更に奥へ向かい、回春院の方に曲がると、やっと写真に撮れる梅の花が。

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向日葵です。と言いたくなるようなおっきな三つ叉。いや、あの白い原種の三つ叉と比べてではなくて、この観賞用の三つ叉としてもえらい大きな花でした。写真にしてしまうと判りませんが。

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こちらが回春院です。ここまで来る観光客はほとんど居ませんね。奥にまっすぐ半僧坊の方へ行ってしまうので。

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紅梅の古木。もう少し前に来ればもっと見事だったんでしょうね。

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そういう時はアップで。

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その隣には木瓜の花が。東慶寺と比べたらだいぶ遅いですね。まだこれからという感じ。

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こちらの古そうな苔むした石厨子の中には、いかにも真新しい磁器の狐が。お稲荷さん?

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なんか微笑ましい不思議な光景でした。

半僧坊道の梅

さて、今来た道を戻り、更に奥の半僧坊の方へ。咲いていました。紅白の梅が。

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見事ですねぇ。でもこの参道。お寺の中なのに立派な鳥居があって、なんか不思議な感じです。

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そもそも半僧坊って神様なんですね。仏教に仕え仏教を守るための半僧坊権現です。その由来はこちらを。村の鎮守様でなくて、お寺の鎮守様です。仏教と神道は違うでしょうと思われるかもしれませんが、神仏分離は100年ちょっとの歴史しかありません。その前は神仏混合。良い例が「南無八幡大菩薩」ですね。八幡神は神様なのに、「菩薩」になってしまっています。まあ八幡神は原八幡神の頃から仏教と関わりが深いんですが。


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