2016.03.06     遅咲梅に早咲桜探索スタート 

昨日の今日なんですが、北鎌倉駅を降りたつあやしい面々その壱、おじょうちゃん。

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その貳、公方。

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その参、初参加の竹御所。最初は大姫だったんですが姫の付かないのがいいと云うので。

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その四は悪の秘密組織さんに、その五の執権奥様。執権奥様はこの中で一番偉いんです。

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私が天気予報を見ながら
「6日だとデスマーチ(死の行軍)になりそうだから止めましょう」と云っても、

奉行人には、たまには天気の悪い散策を体験してもらうということで。

と、強権を発動してしまうという北条時宗みたいな最高権力者。そうです。執権の奥様ではなくて執権が奥様なんです。そもそも最初に「鎌倉行きたい!」といいだしたのがこの奥様で、二回目のときもどっちのコースで行こうかなぁ? と思っていたら「大仏切通!」と鶴の一声。
その執権奥様が軍配を振ると、みんなも、

奉行人殿、執権奥様の御下命とあらば、努々(ゆめゆめ)等閑の儀あるべからず!

と。こうなったらもう一介の鎌倉奉行人に過ぎないわたくしは
「ははー! 御意に御座りまするぅ〜。」 m(_ _)m
と云うしかないので御座います。それで慌てて昨日下見に。
平安時代なら行事の責任者は「上卿」と云って担当役員か事業部長かってぐらい偉いんですが、鎌倉時代なもんで上には引付衆や評定衆、さらに寄合衆、その上に得宗・執権と、執権奥様に比べたら四階級も下っ端なんで御座います。今で云えば万年課長でそれ以上昇進出来ないみたいな。 フキフキ "A^^;

で、下見の結果、梅もまだなんとか。早咲桜も河津桜がまだかろうじて咲いている。ということで集合場所と時間が決まったのは昨夜の21時42分。なんと慌ただしい。前日に飛び交ったメールの量たるや凄いもので御座いました(笑)

メンバーにはもうひとり連署がいるのですが、執権奥様の命により、鎌倉の鬼門(北)で『金塊和歌集』を片手に「時により過ぐれば民のなげきなり八大龍王雨やめたまへ」と雨止みの祈祷の任についております。

今回のお題は「遅咲梅に早咲桜」。これが最初の梅で御座います。

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そして東慶寺へ。

なにせ今回の話は1ヶ月前の「鎌倉一揆の最高権力者はなんと云っても執権奥様なので、執権奥様の水月観音さまご面会にみんなで供奉」という処から始まっているんで御座います。

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2週間前に
「おお、満開♪ と云いたいところですが心境複雑。オフまでに終わっちゃうじゃないか〜」
と思った梅も寒い日が続いたせいかまだ保ってる。こんなとこにまで花が。

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昨日とほとんど変わらないですね。

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彼岸桜の蕾みはまだこれぐらい。咲くのは丁度お彼岸ぐらいですかね。 

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これ、なんて梅だったかなぁ。

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数年前にある愛好家のところから引っ越してきました。とっても珍しい梅なんだそうです。

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鎌倉のお寺では三鱗は当たり前。でもここまで三鱗なのは他では見たことありません。

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枝垂梅です。今回は当初予定の宝戒寺をショートカットしますが、あちらの枝垂梅より、この枝垂梅の方が優雅だと思いますよ♪

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もうひとつの枝垂梅。ちょっと枝を切ったのか、昔よりブワッてなってない感じ。

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でも人気がありますねぇ。竹御所が撮ってる。

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三椏です。
和紙の原料という話を忘れた。楮 三椏ってあれですね。あとはトロロアオイさえあれば。

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竹御所が奥には行ったことが無いというので奥まで。

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そのあと宝蔵で「執権奥様の水月観音さまご面会にみんなで供奉」を済ませました。そういえば奥様とおじょうちゃんの感想を聞き忘れた。

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