法隆寺01西院伽藍 南大門と西園院 2016.05.12 |
5月の11日、横浜駅YCATから夜行バスに乗り込み、法隆寺に向かっておったので御座います。 法隆寺バスセンターに着いたのは朝の7時42分。 法隆寺バスセンターって本当に法隆寺の真ん前。 と言っても参道はありますが。 おっ、見えてきました。南大門(国宝)です。 しかし「南大門」というにしてはちっちゃくない? 法隆寺だよ?」と思いますよね。でも飛鳥時代はそうなんです。奈良時代もかな? 中門の方が大きい。何で! と思いますが、多分中門は廻廊の門、金堂や五重塔への門だからでしょう。あのエリアは神聖なんです。残念ながら中門は修復中で覆いがかかっていますが。 鎌倉にはなんちゃって築地塀しかありませんが、こちらは本物。 何故か即座にディテールの撮影。現在のこの門は室町時代の永享10年(1438)再建です。 中央の肘木は出組(でぐみ)ですね。肘木と三斗は法隆寺らしいのですが、大斗の底が柱より狭い。これじゃ西岡棟梁に怒られますね。写真両脇はちょっと見慣れない形ですね。花肘木と云います。まあ組物の話はおいおい。時代の下がる建物には私は冷たいんです。 屋根組は三棟造りではないようです。 左側は化粧天井。当時の天井は格子状に組んでいます。この先あちこちで出てきます。
門を潜りました。修学旅行の生徒さん達や観光客の目には何も無いただの通路なんでしょうが、私にとっては宝の宝庫。どれがって? それは次のページで。 南大門を内側から。
こちらも普通の門です。私の宝物はこの先に。
四脚門です。でも柱は六本あるんですが。 その先は西大門? でも大門という感じではないけど。 外に出てみました。ううん、築地塀が。 なんか築地塀フェチになりそう。剥がれ落ちてたりするともうたまらん(笑) update 2016.05.20 |