2023.01.21       ぼかし肥の使い方    

最近何種類も作っているぼかし肥ですが、今回は特許出願中の鉄鍋風施肥術をご紹介。

特許もへったくれも無い鉢植えの場合

普通は畝に小量バラマキます。表層施肥(土壌表面に施肥する)ですね。
私もそうすることは有ります。特に鉢植えなどのときは上からパラパラと。 

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そのままでも良いけど、なるべくなら表面を1センチでも混ぜ返してあげた方が。 

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台所の残渣や雑草を放り込むコンポストにもたまにパラパラと。

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庭木の傍では

いよいよ私が編み出した 特許出願中の使用方法 を伝授いたしましょう。
                  世間の声: そんなもん出願自体が認められんわい!

まず3本爪の土起こしフォークを地面に刺します。

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そして向こう側にグイと押す。

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これで地中に空気(酸素と窒素)を送ることにも。根圏の微生物には酸素と窒素が必要なのです。
剣先スコップの場合の様に根をブチブチ切ることもない。多少は切ってるでしょうが、切断量はずっと少ないはず。土を持ち上げないので体に優しくとっても楽チンです。

この3本爪のフォークはスコップよりも使用頻度が高いです。天地返しにはスコップですが、庭木などの植え替え、鉢上げなどに大活躍です。理由は根をブチブチ切ることが少なく、根を引っこ抜くように掘り上げることが出来るから。あとは固い土でもスコップより楽に刺さる。そうして柔らかくしてからスコップで土を移動するとか。

引き抜くと深さ約20センチぐらいの小穴が三つ出来ます。 

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その穴にぼかしをパラパラと。

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そして土を寄せて埋めるだけ。 

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つぼ状施肥とかタコツボ施肥と言われるものの省力化版ですね。

私がぼかし肥を作るのは、例のチッ素(N)・リン酸(P)・カリ(K)などを植物に直接与える爲ではなく、どちらかと言うと、土壌中の善玉菌に物資と援軍を送るためです。

物資空気食料住処の提供です。
 〇空気は土壌に亀裂を入れることにより。
 〇食料は米糠や油粕を発酵させて食べやすい形にして。 
 〇住処にするマンション多孔質の籾殻燻譚
   コーヒーカスも多孔質なので善玉菌の住処になるのではと期待しているんですが。

援軍 は米糠や油粕などを発酵させた菌達。

そうして土壌中が善玉菌によって菌だらけになれば、土壌の団粒構造も進むし、
植物も養分吸収がしやすくなるはず。 
善玉菌が繁殖すれば、悪玉菌が増殖する余地はなくなるし。
つまり土ずくりと言うステップを経て、中長期的に野菜や樹木を元気にしようと。

野菜や景観緑肥の種を撒いたとこでも 

例えばここには右上に長ネギが。それ以外の部分は景観緑肥レンゲ草の種を撒いています。
どれがレンゲ草でどれが雑草なのか判らないのですが、4月になれば判るでしょう。 

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こんな場所ではこの様に剣先スコップでザックリやって天地替しなどと言う訳にはいきません。
雑草だけじゃなくて、レンゲ草の芽だってあるんだから。やっと芽吹いたのに埋め殺しなんてとんでもない! でも数センチの三連穴を開けるだけなら影響は最小に抑えられます。

効果のほどですか? 始めたばかりなので判りません。
でもやらないよりはずっと良いはず。信ずる者は救われる
でも寒い。明日も寒いみたい。なので作業ははかどりません。フキフキ "A^^;

ついでに在来紫陽花の強剪定も。

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