こういうはっきりしないものは「であって欲しい」の意も込めて「明の末期である!」と言いたい処ですが。 まあ正確には「清朝の民窯もの」ぐらいのところでしょう。でも清朝って1616年から1912年と江戸時代初期から大正時代ぐらいまで、えらい長いのですが。最初のこれは言うまでもなくレンゲです。 熊本民芸協会の方の案内で小代焼の福田豊水さん
と、友人と4人で行った長崎の骨董屋で見つけたものです。案内してくれた熊本の方が「こんなの有りましたけど皆さんよろしいですか? よろしければ私が取っちゃいますよ」と言うので「もう確保しました♪」と握っていたこれを見せると「うっ、流石!」とよいしょしてくれました。(笑) 5個ぐらいバラで出ていたんです。まあバラだったから私にも買えた、でも5個ぐらいの中から一番良いのを選んだつもりです。自分ではね。呉須は本物の呉須で良い色合いです。 しかし、色の再現が旨くいきません。曇り空の自然光ではこう写ります。フキフキ "A^^;
こちらは正直言って、自分でもそれほど良いものだとは思っていません、発色も鈍いし。 でもまあ、中国のこの時代のものは普通では私などに手の出るしりものでは無かったし、でもひとつぐらいは持っていたい。絵柄が面白いから良いじゃないか! って感じで買ったものです。いつ、どこで買ったのかはまったく覚えていません。
これも長崎だったと思います。5個ぐらいのセット売りだったので、同行4人の記念にと共同で買って分けたもの。残ったひとつは鳥取の山下さんのお土産にしました。 これもシャキッっとしていて、発色も良いし好きです。
胴の左よりに窪みがありますが、民窯ですので磁石を砕くときに砕ききれない粒が残ってしまうのでしょう。一時期の石飛勝久さんがよくその味を狙っていました。
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