銭洗弁天への道北鎌倉編 北鎌倉駅前 |
こちらが言わずと知れた北鎌倉駅で御座います。 その右手、駅を出ると左手? まあそちらの奧には2件の賄い家御用達のお店が。 私は買えたときは浄智寺の山門の処の丸太のベンチでお昼にしています。 一遍上人と北鎌倉駅から正面を見ると。あっ、さっきのお坊さんでしょうか? 円覚寺の修行僧だと思います。 あのバス道路が昔の鎌倉道です。鎌倉なんだから何処だってそうだろうって? 聖宣曰く、鎌倉入りの作法にて、化益の有無を定べし、利益たゆべき(かなわなければ?)ならば、是を最後と思うべき由、時宗に示して3月1日、小袋坂より入り給うに・・ と言うあれですが、小袋坂は巨福呂坂でもありますが、現在もこの駅から大船寄りに小袋谷と言う地名が残っています。一遍上人の踊り念仏一行が北条時宗の警護の武士達に鎌倉入りを止められた釘貫役所(一種の関所)はこのほんのちょっと右側、円覚寺の外れぐらいだろうと言われています。そこから中が鎌倉中、外は鎌倉外で適用される法律も違いました。もちろん中の方が厳しい。 「信濃へ下り候。しかるべくは、われらがやうなる者の妻になり候はんずる女一人尋ねてたび候へ」と申しければ、宿の男はこれを聞き「いかなる者かおのれが女房になるべき」といひて笑いける。・・・「其儀ならば辻取をせよ」といふ。「辻取とは何事ぞや」「辻取とは男もつれず、輿車にも乗らぬ女房のみめよきわが目にかかるを取る事天下の御ゆるしにて有るなり」・・・ ものぐさ太郎が言ったんではなくて、そうからかわれたんですが。宿の主人が言ったのは「辻取り」でしたが、詳しく知らないものぐさ太郎がやったのは「ナンパ」ですね。和歌の才能で見事に上流階級の娘を嫁にして目出度し目出度しと言うお話です。 盗賊三条の荒五郎がある年の暮、辻取りに出て美女を殺し衣装を奪う。帰宅して妻に首尾を語ると、妻は自らも現場へ行き死体の髪を切り取って、「良いかづらができる」と喜ぶ。荒五郎はそのあさましさにあきれてその夜のうちに家を出て僧になる。 と言うもの。「三人法師」と言う話の中です。おっと脱線。フキフキ "A^^; 一遍上人の踊り念仏一行も、鎌倉の外(その柵の外)なら良いとのことで近くの山で念仏踊りをやっていたら鎌倉中から人が集まったとのことです。近くの山ってどれだろうな〜、この近くのはずだが・・・、と見渡すのですが判りません。 お蕎麦屋さん左手に雰囲気のあるお蕎麦屋さんが。 鎌倉のお蕎麦屋さんはこだわり系が多いのですが、それらと比較してはいけません。お値段は下手すりゃ半分ぐらいです。かけそばが450円。ちょっと小ぶりなんで小腹が空いたときには良いかもしれません。で、そのかけそば450円を頼んでみました。いや、旨かった。 お蕎麦、ゆですぎ。フキフキ "A^^; 蕎麦オタクな方にはお薦めしませんが。でも、このお店の中も雰囲気はとても良いです。 窓の外は円覚寺の敷地なんでこの景色が失われることは無いでしょう。 |