鎌倉の夏2006.08  賄い侯爵の旅4・タイからブラジルへ

タヒチへ  タイに漂流  タイの夜  タイからブラジル、そしてアフリカへ

その翌日はちょっと表通りに出てみました。タイは赤道の近くなのでとっても暑く、その為か女性の着物はまるで水着のよう。おまけに裸足で歩いている人が半分近くいます。

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おや? この人だかりは・・・、なにか始まるようです。


おお、ムエタイですよ、ムエタイ! チャンピオン決定戦なのでしょうか、凄いスピードで蹴りが飛んで行きます。流石は本場のタイですねぇ。

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おや? 向こうに見える国旗は・・・、あれはブラジルではありませんか?


タイの隣の国はブラジルだったんだぁ。地理は苦手だったので知りませんでした。
お昼は国境を越えてブラジル料理と致しましょう。

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肉は筋肉ですが、本場ブラジルは旨い! 
酒はうまいしねえちゃんはきれいだ ワー ワー ワッワー」 と、そりゃもう天国のようで御座ります。って、最近こればっか。(笑) 

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えっ、向こうに見える「カレーライス」「ラーメン」て何だって? 
蜃気楼でございましょう。フキフキ "A^^;


おや、あの娘さん真っ黒。と言うかあのお顔の黒さはアフリカ人ではありませんか。

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どうやらアフリカ大陸はブラジルの近くにあるようです。と再び船出をすると・・・


あっ、着きました!ここがアフリカ大陸です。
えっ? お姉さんの肌の色が黒人じゃないじゃないかって?観光客で御座いましょう。
なんてったってここはターザン文吉くんの家なんですから。ターザンと言えばアフリカに決まっているじゃないですか。それにここではみんなワニの肉とかダチョウの肉を食べているんですよ。

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あれ、お姉さんターザン文吉くんに触っている。いいんでしょうか猛禽類にそんなことして。
でも飼い主が大丈夫と言っているんだから平気かな?


それにしてもターザンくんええなぁ、あんなナイスバディなお姉さんとスキンシップ出来て。
と思ったそのとき! ターザン文吉くんはこちらを振り返って「ふっふっふ、うらやましいか〜」 

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 お、お前、性格悪いぞ・・・、畜生のくせに、チキショウ!


とそこへ「ピーヒョロヒョロ〜」と緊急信号が。 これは! 
我が家の鷹匠が私の帰国を促すために鳶を飛ばしたようです。日本からアフリカでは伝書鳩では無理なんですね。

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明日は御所で御前会議が開かれるのでありました。
これはまずい、風任せな帆船では間に合わないぞと、アフリカから由比ヶ浜に瞬間移動。


ほれ、あれが私が通り抜けた異次元の出口で御座いますよ。

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そこから自転車で北鎌倉の賄い侯爵邸に戻り、翌朝の御前会議にはちゃんと間に合ったので御座います。目出度し、目出度し。


えっ、お前はホラ吹き男爵かって?
人を侮辱するのもいい加減にしてください! あんな田舎者と一緒にするなんて。
大体男爵(バロン)なんて貴族の中では最下位なんですぞ! 
失敬な! (`ヘ´) プンプン。