賄い工芸編  本日のお漬物・近為 05年12月

2005.12.03 昆布味大根

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沢庵の溜漬けと一緒に買っておいた「近為」の昆布味大根です。
実はこれ、26日にもやいに行ったときに同じものをお土産にしたのでありました。あちらでも評判が良かったようです。お酒はこの日は日本酒で、秋田の「あまのと うましね」です。私の定番のひとつ、あとは「杉錦」、に奈良の「梅の宿」がレギュラーメンバーです。

一度に食べた訳ではないのですが、全部切ってこのシリーズにはあまり出番の無かった小鹿田の中皿にドーンと。なかなか映えますねぇ。今はこれが一番大きな皿です。これ以上だと食器棚に入らないので。
ここ20年は”これ以上食器を増やしてどうする”と極力買わない様にしていたのですが、数年前に、1年ぶりか半年ぶりかにもやいに行ったときになかなか良い上がりだったのでついつい買ってしまったものです。
坂本茂木さんだと思うけど、違うかな? 写真を撮っていて気が付いたのですが、茂木さんにしてはお皿の縁が心なしか厚いような。はて?
なんせ私が知っているのは30年前から現役だった方達ですので最近は他にも腕の良い方がいらっしゃっても不思議ではありません。不安になったので仕入れた本人の処に持っていってみました。そうしたら「茂木さんだよ」「でもこの縁の感じはちょっと違わないかい?」「たまたまだろう、茂木さんだよ。」だって。
小鹿田には茂木さんの他に柳瀬朝夫さんと言うとても腕の良い方がいらっしゃるんですが、個人的な色合いの好みから私が選ぶとほとんど坂本茂木さんになってしまいます。

2005.12.06 納豆

今日は沖縄の赤絵で揃えてみました。うちでは珍しく金城窯ではありません。
マカイは新垣栄三郎のもの、と言っても確かそうだったと思うけど。なんせ30年前に聞いた話なんであまり自信は無いのですが「沖縄は金城次郎だけじゃ無いんだよ、これはね・・・」とある方に言われて、そのときはふ〜ん、ぐらいにしか思っていなかったんで。
デカマカイとこの子供マカイと有るのですが、この子供マカイ(娘用)はとても良い形で惚れ惚れします。
ぐい飲みは最近銀座で手に入れたものですが今のものではありません。小橋川仁王・・・、と言っても初代な訳が無い、だってもう50年も昔に亡くなっていますので。二代目仁王の小橋川永昌さんだともの凄いことになるのですが、でもそんなに凄いものにも古いものにも見えないので三代目ぐらいですかね? 小橋川永昌さんは1978年に68歳で亡くなっています。
売っていたお店では30〜40年前とおっしゃっていましたが、せいぜい10〜20年ぐらいじゃないですか? 登り窯では無いようです。
でも次郎色に染まっていない本来の沖縄を感じさせますね。

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ところで、この日の酒の肴は、我が家のおつまみの非常食である納豆。(笑)
鎌倉には鎌倉山納豆と言う美味しい納豆があるのですが、これはコンビニで買った3パック百円ぐらいの納豆です。でも旨い。

2005.12.10 京都・村上重本店の昆布漬 

頂きものの京都は村上重本店の昆布漬大根です。

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こちらも歴史のあるお店のようですね。今ネットで検索したら沢山出てきました。京都ってこういうお漬物のお店が沢山あるのでしょうか? つい先日「近為」の昆布味大根お土産に持って行ったので、そのお返しなのかな?
「近為」対「村上重本店」の対決、さあどうだ! パクッ。
う、美味い! 
甲乙付けがたしですね。こちらの方がちょい古漬けのようで、昆布の汁が糸を引きそう。

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本日のお皿は民芸ではありません。伊万里です。どこが民芸で無いかと言うと・・・・
お洒落なところが民芸じゃ無いんですかね。待てよ? 民芸館展に出てくる大日窯にもお洒落なのはあるが・・・。う〜ん。良く解りません。
これは「化粧坂切通し」でご紹介した有田焼のお店で上品な奥様に応対されてついつい購入してしまったもの。食べているとだんだんと絵柄が出てくるのってなんか楽しいですね。

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しかし、この村上重本店の昆布漬大根には難点が御座います。お酒のつまみなのに、お酒より早くボリボリ食べてしまってつまみが無くなったしまうのです。
欠陥商品じゃー!
と言う訳で、もうひとつ一緒に貰ったやはり村上重本店の「目野菜の昆布漬」まで開けてしまいました。困ったことです。フキフキ "A^^;

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お皿は言わすと知れた小鹿田の坂本茂木さん。ぐい飲みは・・・・、
謎の壺屋は金城窯です。どう謎なのかはまたそのうち改めて。