ビアンキ>紅孔雀号顛末記(3) Date: Mon, 25 Dec 2000 23:47:18
: "賄い岩田"
さて、ビアンキの名前ですが。まあ、取り合えず一番手カノンさん命名により「紅孔雀号」と呼ぶことにしましょうか。錦の御旗号の次ぎとしてはピッタリの風情ではないでしょうか。ビアンキのヘッドのマークはラドンが羽を広げたみたいなやつだし。笑 さて、その紅孔雀号。 垢を落としたお風呂上がりの、ほんのりと赤みをさしたお肌(フレーム)に取り合えず浴衣でもと、テクトロのカンチブレーキを付けてみました。 MAFACのカンチで敗退したときの控えに神田のアルプスで買ったやつですね。結局MAFACをねじ伏せたので、この控えは新品です。 まあおフランスではなくて台湾だったという落ちは付きましたが、安物自転車であまりにも見慣れたシマノのカンチと比べれば、いやいや新鮮。かっこええではありませんか。(^o^) で後ろ足にも・・・ん? あれ? 何だこりゃ? 填らない。(;-_-X;) 台座の軸をノギスで計ってみたら、普通は8mm、でもこいつは9mm ある。逆立ちしたってはいらねーぞ。(O.O;)(o,o;) 自転車屋さんで聞いたら、なんでもUブレーキとか言うやつで、軸の径どころか、台座の位置が全然違うからカンチなんて絶対に付かないとの こと。もう目の前真っ暗。(;-_-X;) 消え入るような声で「もうそんなブレーキの新品なんて手に入らないんでしょうね〜。」と呟いたところが、う〜ん、MBX(だっけ?)ではまだ使っているみたいだから入ると思いますよ。とのお言葉。(^o^) そのあと、逗子のヒラコで・・・例のXTRの昔のクランクを13千円で手に入れたときで御座まするよ。Uブレーキなんて持ってる? と聞いたら「これのこと?」と出てくるではありませんか。(^o^) でやっとこさこいつはクリア出来。 と思いきや、次ぎなる難問はBB下のワイヤーガイドでありました。なんせワイヤーの錆びで浸食されてヤスリ状態。このたった何百円かのプラスチックパーツを求めて何店自転車屋を廻ったことでしょう。そんなもん何処にでもあるだろうがって? あーた、ワイヤー2本用なら確かにありまっせ。でもこいつはチェーンステイ下のUブレーキワイヤーも含めて3本なんでっせ。(^_^;) 最終的にはワイヤーを通して原始人の火おこしよりしくガシガシやってなんとか滑らかにしたわけで御座りまする。
ビアンキ>紅孔雀号顛末記(4) Date: Wed, 27 Dec 2000 01:11:24
: "賄い岩田"
さて、本日のお題は回転系です。 まずはBB。どのメーカーの完成車でも必ず手を抜いているのがこのBBですね。指で回すとじょりじょりします。こりゃダメだ。交換しようと外しにかかったら、いや、焦りました。右ワンは外れてもただの蓋。本体は左ワンに付いている。俺はこれまで逆に付けていたのか(O.O;)(o,o;) とあわててマニュアルを見ましたね。 でも今までの付け方でよいはずだ。じゃ〜なんだこれは? 昔はちがった。それともメーカーで違う?
おまけにこのBB本体がフレームに固着してしまってうんともすんとも言わないのです。(;-_-X;) 困ったときの「ヒラコ」だよりってわけで、逗子の自転車屋さんにフレームを担いで行き、若い衆2人がかりの悪戦苦闘でやっと外してもらったってのが例のXTRのオールドクランクを見つけたときの話しです。 ところで、本体左ワンのこの変なBBですが、別に変な訳では無いようですね。安い(ったって普通の人の感覚じゃなくて自転車道楽者の感覚ですが)BBはこうなんだそうです。交換したのは、UN52これでもグレードはだいぶ上がったようです。
さて、BBが外れたから目出度し目出度しかというとそうは問屋が卸してはくれませんでした。ネジの谷が錆び付いて新しいBBが入らない。で、アイスピックみたいんでネジ山をほじほじ。(^_^;) やっと填ってくれました。それをやりながら思い出したのは、完成車はグリスの量が少ないって話し。で、今度はたっぷり塗って、ねじ込んだあとにはみ出したグリスをふき取る。これでもう固着することはあるまい。(^o^)
ビアンキ>紅孔雀号顛末記(5) Date: Wed, 27 Dec
2000 01:18:06 : "賄い岩田"
次ぎはフロントハブです。これもなんか指で回すとザラザラする。虫が食ってるな、と思い、分解してみたんですが別になんともない。グリスもそんなに汚れていない。・・・あれ?
また自転車やさんで相談。
わし :クロスバイクのC400クラスのハブなんだけどさ〜 あんちゃん:ベアリングが真円じゃないんじゃないですかね〜、レース用の上級クラスだとそんなことないけど、普通のクロスバイクじゃそんな精度は要求されないでしょう。ままちゃりなんてもっとヒドイですよ。指で回そうったって回せないもんもあるもん。 わし :うげ。(;-_-X;)
まあ、言われてみるとそうかもしれない。最初はハブを手持ちのXT(36穴だから使っていない)に交換して組み直して貰おうかと思ったんですが、止めました。思いっきりベアリングをグリスアップして戻しました。 NC誌のバックナンバーで鳥山新一著「シクロテクニーク・スポーツ車の知識と良い車のポイント」を読んだときに回転系の抵抗は実はそんなに大したことはない。そんなことより、フレームの心狂いの方が桁違いに影響が大きいとあったような。
「ハブ軸での1mmの違いは、ごく大まかに言えば石油缶にいっぱい水を入れてキャリアに積んだほどの負担増加に相当する」
んだそうです。 んで、そのFハブ軸ですが、ちょうどその1mm芯が狂っている。おまけにスポークの張りがえらく柔らかい。これってわざとなんでしょうかね〜??これはなんとか調整しました。 次ぎはリアホイールなんですが、まあやっぱり少しはじゃりじゃりする。おまけに縦振れもあるみたい。こちらはまだ振れ取り台に乗せてはいないんですが。まあ、年末にでも。 私が貰ったのならMAVICのリムにホイールスミスのスポークLXのハブあたりで前後とも組んでもらうところですが、持ち主の要求仕様からはえらいオーバースペックになってしまう。第一予算超過。私に出来る範囲の調整をしてそのまま使おうと思います。 ホイールは走りに大きく影響するはずなのですが、これは組上がってからのお楽しみですね。幸い、ついこないだプロに組んでもらった26インチのMAVICのホイールが有るんでちょうど良い比較材料かもしれません。
ビアンキ>紅孔雀号顛末記(6) ステム Date: Wed, 27 Dec
2000 23:06:05 +0900 From: "賄い岩田"
さて、今度はお買い物の失敗談。まあ、多少は予算が付いていますので、多少錆びも目立つステムも交換しちまえ、ってんで神田のアルプスさんに行ったわけです。コラム(?)の長いステムが有ったんで買ってきました。ノーマルステムなら長い方が高さ調整の幅が多くなるからよかろうミキストと言えばママチャリフレームの原型みたいなもんですから、極端な前傾姿勢も可笑しかろうと思ったわけです。 ところが、235mmのうち入るのは100mmぐらい。135mmぐらいが上に残るんですね。これは参った。すっぽり何処までも入るかと思った。これはちょっとカッコ悪いぞ。少なくとも暫く私が遊ぶには。(^_^;) と言うんで、また翌日「やっぱ短いのも下さい。」そしたらこいつがちょっと高かった。いや、今度はお値段の方ね。ロード用とかに比べたら遙かに全然安いんですけど。(^_^;)家に帰ってよく見たらアルマイト処理がしてあるみたいで、例の昔のXTRクランクみたいな色合いで渋い。これがアルプスの刻印ってやつですね。(^o^) この2つの長さの違うステムがまたまた問題を引き起こします。短いアルプスステムを突っ込んだままそれに会わせてケーブルアウターをカットしたんですが、気が付いたら長いステムに交換すると長さが足りない。パールホワイトのアウターが1本しかなかったのにパーにしました。 あとはハンドルもそうですね。ステムと一緒にパスハンなんかで使うオールラウンダーバーってやつを買ったんですが、7段旧式ラピッドファイヤーでは曲がりがじゃまして使えません。 しかたなしに在庫のハンドルを使うことにしました。これは他には無いですよ。なんせそもそも大した量は出回っていないやつに私が加工しちゃったんですから。(笑)
ビアンキ>紅孔雀号顛末記(7) FD Date: Wed, 27 Dec
2000 23:23:23 +0900 From: "賄い岩田"
しかし、何と言っても一番焦ったのはFDですね。こいつは元々のがもう白錆び固着でハナから交換のつもりだったのですが、ノーマル型というかトップクランプ型というか、要するにシマノの今時FD型ではなくて昔からのタイプですね。シマノだとXTに残っています。 特に最新9S用は艶消しの銀色で私は好きです。さすがに山サイ・ステルス戦闘機「粗大ゴミ号」はトップスイングタイプですが、「錦の御旗号」にはXTのトップクランプ型を付けています。 でまあ、紅孔雀号もレトロな雰囲気ねらいでXTのトップクランプ型を買ってきたんですが・・・、付かない、というかチェーンステイにぶつかる。(;-_-X;) 確かにフロントトップに9S用の44Tじゃなくて8S時代の42Tを使ってます。でも、ついこないだまで、娘の22インチMTBに9S用44T用のトップスイングタイプを使っていましたよ。 試しに8S時代のXTトップスイングタイプを付けてみたらギリギリなんとかなる。FDを買ったショップには8S時代のSTX−RCもあったので交換は可能だったのですが、たかが500円の差で2ランクも落とすのはしゃく。「紅孔雀号」オーナーの旦那、つまり会社の同僚に「さー、どっちにする!」と迫ったところ「中古でも品質の良い方が」とのこと。トップ42T用の8SXTは2つ持っているんですか、不良在庫箱に入っているのは上引き、必要なのは下引き、でそいつはついこないだから娘のお子さまMTBに付いているのです。 そっからがひと騒動、娘のいぬ間にMTBを持ってきてFDを交換。しかし同じ下引きでもトップスイングとトップクランプではワイヤーの長さが違ったんですね。普通のシマノのシフターやサンツアーのサムシフターなら単純にワイヤーを交換すれば良い話しなんですが・・・娘のシフターはSRAMのグリップシフター。こんなの知らんぜ〜(¨;)。この会議室に助けを求める時間もない。(T.T) 子供ってね〜、自分の持ち物が少ないから所有意識がものすごく強い。俺が買ってやった子供用イスにちょっと座っただけでボカボカ殴られ体当たりを食らわせられる。(;^_^A
アセアセ… 冷や汗かきながら分解したら今度は組立方が解らない。(O.O;)(o,o;) 悪戦苦闘の末やっと組み立てたときには思わすへなへなとしゃがみ込んでしまいました・・・というのはほんのちょっと大げさだけど。(笑) 両方のFDを調整し終わって、さてなんでこれ(ビアンキ・紅孔雀号)だけ9S用が付かないんだろうと考えてみたんですが。今、計ってみました。シートチューブとチェーンステイの角度がTOYOのMTBフレーム(粗大ゴミ号)で63度ぐらいに対し、ビアンキ・紅孔雀号は55度しか有りません。これじゃ〜そうかもしれん。ちなみにチェーンステイはMTBフレーム420mmに対し465mmもあります。あれ? この奥さんが買ったときのカタログではクロスバイクのチェーンステイ長は420mmのはずなんだけど??写真で見比べてみると、クロスとミキストではタイヤとシートチューブの間隔が全く違います。 なんか700c版ランドナーみたいなスケルトンですね。フキフキ
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