鎌倉の夏2006.08.13-20  鎌倉の夏は「こまき」から 

北鎌倉「こまき」の氷レモン

私にとって鎌倉の夏は「こまき」から始まります。学校が夏休みになろうが、8月になろうが、ここ北鎌倉駅前の「こまき」に、この「氷」の旗が出ないと夏ではないので御座います。

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今年の夏はちょっと遅かったですねぇ。今年始めてお店に入ったらこちらのお姉さんに、「今年はいつから始めようかなぁ、と考えている最中だったんで、外に見えたときに、ああ、始めておけば良かった と思ったんですよ。」  氷はまだかと。何度か覗きに行ったのですが、それを目撃されたらしいんです。


氷の季節しか行かないのに何で覚えられているかと言うと・・・、これで御座います。
生レモンのかき氷、と言うところまでは「こまき」の定番メニューなのですが「賄いスペシャル」は生レモン2倍!

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実は30年ぐらい昔に、こちらで生レモンのかき氷を食べたのですが、それが無茶苦茶酸っぱくて。
でも30年の月日で作り方は変わらなくともレモンの方が・・・、その昔の味復刻の為の生レモン2倍なので御座います。まあ、普通の方には酸っぱ過ぎかも。

でもこれを食べると私は「は〜、夏だぁ〜!」としみじみ思うので御座いますよ。
ホントに暑くならないと出てこないところからも余計にそう思うのかもしれませんね。


 ところで、北鎌倉駅前の「こまき」のお店の中は、冷房は御座いません。
と言うか、窓が全面開けっ放しでその吹き抜ける風が涼しいのです。
この自然な谷戸の風の涼しさも私がここ「こまき」を好きな理由かもしれません。目の前には円覚寺の白鷺池(「しらさぎいけ」ではなく「びゃくろち」)、この借景がなんとも言えず好きですね。

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この白鷺池(びゃくろち)は、北条時宗が蘭渓道隆(大覚禅師)と一緒に円覚寺の場所を探していたときに、鶴ヶ岡八幡宮から鶴が飛び立ち、その後を追ってみたらこの池に降りたのでここに決めたとの言い伝えもあります。あくまで言い伝えですが。(円覚寺の由来、歴史はこちらに

こまきの上生菓子

でもこちらのお店は、本当は和菓子のお店なんです。
その和菓子も私は好きなのですが、でもお店で食べたことはないですね。何処で食べているのかと言うと、ここ、東慶寺のお茶席でなんですわ。

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常にある訳でないので「今日は生菓子も御座います。」と言われると「やったぜ!」って感じですね。だいたい東慶寺のお茶席自体がいつもやっている訳ではないので、開いていて、更に「有ります」と言われたら必ずお願いします。これは今年の6月のときですね。えっ、こんなにちっちゃいのかって? これは最後の一口です。 フキフキ "A^^;

ご安心ください。後ろの席に居たときにちゃんと撮しておきました。(笑)

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こちらは梅の頃、お茶席の前の紅梅をイメージして作ってもらったとか。

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だからこの2つはお店に行っても無いのかもしれません。

秋の「こまき」は

円覚寺の宝物風入れのあと、久しぶりにこまきに来ました。氷レモンの季節以外に私がこちらへ来るのは珍しいのですが。

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実は以前から気になっていたものが。これです、白玉。
このあずきには感動しました。甘過ぎずにとってもさっぱりしている。これなら今度は蜜豆も頼んでみようかと。

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2010/12/19

年末のご挨拶に久しぶりに行ってきました。頂いたのはおしるこ。おしるこながらくどくなく、さっぱりとした甘さで私は好きですね。この写真は2011年11月です。

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2011/12/04  

餡蜜もさっぱりした味で私は好きです。前にも頂いたことはあるんですが。いつだったか。

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そういえば最近トコロ天を食べていないなぁ。来年暑くなったら食べに行きましょう。


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