鎌倉の蓮 2009.09.13    浄智寺から巨福呂坂へ

さて、浄智寺の石段を降りてくると、この石橋も味があるんですよね。通れませんが。

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で、巨福呂坂へ向かうと、踏切を越えてしばらくの所に、あっ、此処だったのか!

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陰陽師安部晴明大神だって。神様になっちゃったんですね。でもこれはかなり新しいレプリカで、昔このあたりから掘り出されたものは北鎌倉駅の上に見える八雲神社にあります。これ
写真を撮っていたら、後ろから来た人達が「何で安部晴明なの?」って言ってましたが、鎌倉時代にこのあたりで行われたと言われる四角四境祭=陰陽道=安部清明。もうひとつは『吾妻鏡』1180年10月9日条ですかね。曰く「この屋は正暦年中建立の後、未だ回録の災いに遇わず。晴明朝臣鎮宅の符を押すが故なり」。


そこから更に坂を上がっていくと、右の斜面に白い彼岸花が。

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オレンジの彼岸花も。

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こりゃ見事。 でも、赤い彼岸花が有りません。変なの!

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ここの斜面、紫陽花の季節も見事なんです。


その斜面の上は長寿寺。そろそろ拝観を始めたかな? と思って登ってみたら・・・

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やってませんでした。考えてみたら、登るまでもなく、やっている時には階段の下に「本日特別公開」と木札が出ているんでした。そうそう、今は一眼レフでの撮影禁止です。コンパクトカメラなら良いんです。まあ一眼レフにデッカイレンズを付けた迷惑なアマチアカメラマンが沢山押し寄せますからね。気持ちは解ります。


その長寿寺の石段のちょい先、と言っても3mぐらいだけど。信号があって右に曲がる小径が。

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これが亀ヶ谷(かめがやつ)切通の道です。


そして右側が長寿寺なんですが、ここの萩がなかなか見事。

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切通から降りてこられた方が、「ここ凄いねぇ、海蔵寺より沢山咲いてるじゃない」だって。

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えっ、ここを抜けて海蔵寺の萩も偵察しようかと思っていたんだけど・・・、まだ早いのか。ってことでUターンして再び巨福呂坂へ。


建長寺は中に入ると時間かかりすぎなんで、無視して更に行くと。この赤い旗は円応寺です。

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ここの閻魔さまは有名。閻魔さまだけでなく、十王像もすばらしいのです。十王像のうちの1体、初江王像(重文)は鎌倉国宝館にあり、そちらで見ることが出来ます。閻魔さまは伝承では運慶作とか。でも伝承ですから。古いものではあるけれど、鎌倉時代まで遡る可能性はあまり・・・