体の「防衛系」は? 衛生委員会 2013.2.27 【 indexへ】 |
『「まじめ」をやめれば病気にならない』(by 安保徹)という理由をまじめに考えてみる。 内容(「BOOK」データベースより) 体全体を束ねるのは「調整系」、「循環系」、「防衛系」の3つ。 「調整系」は自律神経「疲労とストレス」で触れた自律神経、緊張の「交感神経」と、逆に体をリラックスさせて修復・回復させる「副交感神経」の話。このアンバランスが病気にという話は良く解る。 "「まじめ」をやめれば" というのは「ストレスを貯めこまないで」ということらしい。 「循環系」は血行ストレス反応は血管の収縮から低体温、低酸素、高血糖。 「防衛系」は白血球血液は赤血球、血小板、白血球から。そして白血球は顆粒球、単球、リンパ球の3種類。
なんて細かい話はwikipediaに任せて・・・、 白血球は両刃の剣顆粒球はバイ菌への武器として活性酸素を沢山もっていて、それはとても必要。でも寿命が2日と短く、死ぬと活性酸素が漏れる。人間の体はそれを中和する仕組みを持っているが、あまりに多いと防波堤を乗り越えて正常細胞も痛めてしまう。 リンパ球もバランスを崩して暴走するとアレルギーや、自己免疫疾患(リウマチなど)に。
「生き方」と「病気」ストレス反応(交換神経系)は命に関わる緊急事態に体を対応させるもの。動物の「食うか食われるか」状態はケガを負う可能性大。ケガ=細菌の侵入には大量の顆粒球が必要。しかし動物の緊急事態は一瞬で決着。 消費するエネルギー量にも関係が。「特に活動的な人」、「無気力な人」でも白血球の総数が変る。落ち込んでいる人、うつ状態の人は白血球がガクンと減り、免疫力もガタガタ。 気持が元気な人は病気になりにくい。 白血球の総数と内訳を見れば自分の状態が会社の健康診断では白血球の総数だけ。人間ドックだと白血球の内訳(白血球分画)まで測定するところも。健康診断でも人間ドックでも正常範囲は外れたら既に病気の可能性大というレベル。でも、当分病気にはなりにくいという理想範囲はすこし狭い。実例をひとつ。
状態は判ったがそれを改善するにはどうしたら? 「爪もみ健康法」で自律神経のバランスを改善「爪もみ健康法」はネット上にも沢山記事が。ただし「薬指は交感神経を刺激してしまうので、特別な場合以外揉みません」というのは2006年までの説。今では「薬指も含めて全ての指を爪もみ」。その方が白血球総数を推奨値まで増やし、顆粒球とリンパ球のバランスも良好に。 なぜそんなことでバランスが改善されるのか。ここから先は脳科学の世界。 |