ハンドメイド・バイシクルフェア2005

ケルビム / 今野製作所

前々から「これも今度出そうよ〜!」とは言っていたんですが、今野さんから電話が有ったのは開催日4日前の夜10時。
 「あれっていつからですか?」「今度の金曜日から」「えー!何にもやってないですよ、ドロドロですよー!(泣)」「大丈夫、大丈夫、まだ3日もあるじゃない、綺麗にしてきてね!」
「返事はあしたでも良いですか?」「まあいいや」
慌ててディグリーザーって言うんだっけ? あれでチェーンを掃除しようと思ったら空、しょうがないのでパーツは石油に漬けて洗いました。まあこれが一番確実なんだけど。
んで、2日目はホイールを風呂場に持ち込んでお掃除、ブレーキ面はMAVICのあの砂消しのでっかいのでゴシゴシ、腕が痛くなりました。でもなんとかなるかもしれない。実際に返事をしたのは開催前日の朝、 「明日、半休をとって午前中に会場に搬入します。」
平日でおまけに雪が。(;^_^A アセアセ…
前夜輪行袋につめて駅まで担ぎ、ラッシュが終わった頃の横須賀線のグリーン車に乗り込み(こっちはメチャ空き)東京駅からはタクシーです。ほんで会場で組み立て。

初日の当番?は息子さんの今野真一さん。こちらも準備の真っ最中。

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 初日は平日なんでほとんど業界関係者なんですが、一般のお客様も。ん? お嬢ちゃん、この自転車好き? 

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大きくなったらパパに買ってもらいなね。ここに来るようなパパなら絶対に買ってくれるから。でもその前にこっちかな?(笑)

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と思ったら。このお嬢ちゃん、お向かいのビルダーさんとこのお嬢ちゃんだった。(;^_^A   


ブルース・ゴードンさんのスライドショーに見入るケルビムの一族郎党。
私はアメリカと言うとRivendellしか知らなかったんですが。ビールO前さんに聞いたらブルース・ゴードンさんてアメリカでは有名なビルダーさんらしいです。
そうそう、井上重則さん、さすがの貴方もここまではウオッチしてないでしょ! ケルビム2代目の奥様はすんげ〜かわゆいぞ!


えっ? 良く見えないって? じゃ〜これ。
しかし今野親爺の義理の娘さんがこんな美人なんて納得出来ないな〜。いや、真一さんのお嫁さんとしては納得出来るんですが。(笑)  どこかの雑誌の取材撮影を横から撮ったんですが、どっちが可愛く撮れているか、勝負! で御座います。(笑)


今回真一さんが出品したのがこれです。んで真一さんに
「ULIって何? ネットで検索してもそんな車種はみつからなかったよ?」
「うちにULってのがあるでしょ」「ああ、軽量チューブのウルトラライトってやつ?」
「そうそう、それのインテグラルヘッド」
「なんじゃい! そりゃ商品名じゃないかい、車種じゃないじゃんか!」
「まあそうだけどね(笑)」

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ちなみにこのステムは今野真一さんの作です。今日このステムの写真を写しに行ったのですが・・・
デジカメを忘れてしまいました。(;^_^A アセアセ…
で、当日の会話
真一さん: ステムだって作ってあげますよ。これかっこいいでしょ。(^o^)
わし   :へ〜、かっこいい! でも大変だったでしょ。
真一さん:うん、でも一回作ったからもう慣れた。2回目はだいぶ早く作れると思う。(^o^)
わし   :だよね、じゃ〜お値段ももう半分ぐらいで出来るよね〜。
真一さん:げっ! 嫌な客、とんでもないのに声かけちゃった。(;-_-X;)

その心配は後に現実となって真一さんを苦しめることになったのでありましたー!(爆笑)


私も真一さんに撮してもらいました。

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しかしラン補・画像掲示板で口の悪さだけは誰にも負けないm-kojimaさんが
「邪」がさりげなく写ってますね。でも、ケルビムでもやっぱり異端児で隅っこに追いやられてるけど・・・」
「何をぬかすか!」と思ったんだけど・・・・、う〜ん、確かになんか異物って感じだな〜。(笑)

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最初に遭った友人はヒロセ一族の古紙 鉄屋さん。
「さっき加藤さんと10円玉で傷を付けちゃおうかって言ってたんだよ」
「う〜ん、ずっと見張ってないと危ないな〜」
「大丈夫だよ、そんなことするのは岩田さんの知り合いだけだから(笑)」

あのな〜、それってフォローにもなんにもなってねーぞ!(爆笑)
それにしても我が友人達の言いぐさは何だ!
「綺麗にしたじゃない」「スゲー、汚れてないじゃん」「いったいどうしたの?」「やれば出来るじゃん」
うー! お前らそれしか言うこと無いんかー!(`ヘ´) プンプン。
と思ったら 「なんか泥が付いてないと岩田さんの自転車らしくないな〜」 なんて人が  "A^^;

初日に小上馬さんと長谷川親爺が来ていたんで「どうですこれ?」と言ったら
長谷川親爺:「う〜ん、こういうのも良いんじゃない? なかなか面白いよ」
拍子抜け。(;^_^A
隣のケルビムの毒気に当てられておかしくなっちゃったんでしょうか。ツバキ攻撃が来たら思いっきり応戦してやろうとわくわくしていたんですが。(笑)

そこにビールO前さんがやってきて 「にわとり奉行! ここはワザとさびさせたの?」
O前さんはやっぱ期待に答えてくれます。(*^_^*)
もちろん言い返してやりましたわさ!
「お目が高い! この古色を出すには苦労をしました。鎌倉の塩風でなければこの味は出ないので御座いますよ。「北道3世号」は「わび錆2世号」の後継機で御座いますのでね」(爆笑)


二日目は今野さんの当番と言うので銀猫さんと待ち合わせて行ってみました。そうしたら今野さんは私が壁に説明文を貼り付けているのに気が付かないで現場で紹介文を書いていてくれたのでした。有り難いことでございます。m(_ _)m
だけどな〜、全然違うでないけ! 俺のはスポルティーフじゃないぞ! 大英帝国にスポルティーフなんか有るか! オーダーシートにだってそんなこと書かなかったぞ!(`ヘ´)
と、これを今野さんが見たらきっと
「あんな何ページもあるオーダーシートなんていちいち覚えてられるかー!」
とおっしゃることでござりましょう。(爆笑)
まあ、そういうボケツコミ、掛け合い漫才から生まれたのがこの自転車で御座います。
それはさておき、「これどうしようかな〜、やっぱ差し替えようかな〜」と言ったらすずさんの奥様wakaさんが
「えっ、いいじゃいこのままにしておけば、さっきからみんな下のこれを覗きこんでたよ♪」
う〜ん。フキフキ "A^^;


クリックすると私の説明文はこちら

ヒデさんはこのチェーンを見て 「ど、どうしたの、まるで新品じゃない!」
だって新品だもん。チェーンも洗ったんだけどあんまし綺麗じゃなくて。フキフキ "A^^;
そう言えばビールO前さんが、
さっき今野さんに岩田さんの自転車のことをあれこれ聞いちゃったよ、(ニヤリ)
wakaさんまで あたしも聞いちゃった〜♪
何て言ってたの親爺さん?
持ち主の性格にそっくりだって! それにモニョモニョ (笑)

う〜ん、だいたい何を言ったか想像出来るな〜 フキフキ "A^^;


その張本人の今野仁師匠で御座います。しっかしま〜、俺と話してるときには
「こいつどうやって言い負かしてやろうか」とか「へっへっへ、参ったかー!」
なんて表情しかしないのに美人な記者さんの取材となったらこの表情ですよ。(笑)

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その親爺さんの出品車ケルビム”SFR”です。”SF”はスモールフロントらしいのですが、”R”は何でしょ? ひょっとしてこのシートチューブの曲がり?

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このブレーキ空冷ファンの内側を赤く塗ったのが自慢らしい。穴ににじんじゃって苦労したなんて女性記者さん?に説明してました。取材?の後で
 「それよりもこのチェーンステイ先端の曲げ戻しは何でやったの? ここが寝てないと意味ないじゃん!
といつもの突っ込みをしたら
 五月蠅いなー、色々事情があるんだよ!(`ヘ´)
だって。(笑)

なんで前輪小径かと言うとこれが最近今野さんが力を込めている持論なんですが、めんどくさいので画像で貼っちゃいましょう。(笑)

大柄な大人には別に必要はありません。ところが私ぐらいの身長でも700Cでは設計に歪みが出ます。だから私はマウンテンホイールなんですが。私より更に小柄な女性とか、子供だと更にきつくなりますね、設計はどうやってつじつまを合わせるかと言うと大柄な人間用よりシートチューブを立てて、ヘッドチューブを寝かせたりします。
まあ、皆さんそんなこと気にしないで乗ってらっしゃいますが。で、その歪みの元は突き詰めれば前輪の径と身長の関係です(腕も足も比例するとして)。
後輪の径はあんまり関係無いですね。で、後輪は何で大きい方が良いかと言うと・・・・・
ロード系のハイスピード走行なんか考えない私には関係無いな〜。チューブも2本持ってなきゃなんないし。

ところで、ショートステイにするためにシートチューブをタイヤに沿って曲げちゃうってのは昔の試行錯誤の真っ最中って頃の英国車にありました。これなんかそうですね。でも最近のツールドフランスとかでもこんなの見ないので効果の方は・・・・?


これはケルビムではありません。昔の英国車

今野さんはお客さんの自転車は真っ当に作りますが、自分の自転車では試行錯誤しかありません。
「試行錯誤大特集・ケルビムのなんじゃこりゃー!編」はまた後ほど。この出品車はとってもおとなしい方です。(爆笑)


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会場にはさすがに業界関係者がいっぱいです。ビールO前さんが 
「さっき○○の編集長がしゃがみ込んで見ていたよ〜、あんなもんしゃがみ込んで見るほどのものでも無いのにね〜」 「んだね、ん? なにー 失敬なー!(`ヘ´) プンプン。」


毎日壁の飾り付けが増えていきます。これは日曜日。でも、ここに見える3台が本来のケルビムですね。(笑)

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私の隣のこの自転車は今野仁・真一両氏ではなくて御弟子さんのです。これもシートチューブにタイヤがめり込んでいます。タイヤの現物合わせでたたいて凹ましたらしいです。自分の自転車なら何でも有りですね。 でも黄色塗りすぎ! "A^^;


あっ、俺の自転車を見ている人が居る!""""^_^""""
でもまさか、こんなこと言ってるんじゃないよね〜。フキフキ "A^^;