ハンドメイド・バイシクルフェア2005

VOGUE

ご近所の高比良さん(左)です。今はTOEIにもどられた小林さん(右)と以前は一緒にやっておられたとか。関戸橋でもよくご一緒におられますね。

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高比良さんは日曜はお休みなんですが、彼の練習コースの帰り道が私のアパートの前の道なんで良くお会いします。無口なところが今野さんとは全然違うけど(笑)良い方です。
ジェイくんが1台持ってますね。近所にビルダーさんが居ると気が付いたときにNIFTYで誰かオリエント工業って知ってるかい? と聞いたら会議室でみんなが教えてくれました。「ひえー、そんなに有名なビルダーさんだったのー!」でした。(笑)
そのときに「あのVOGUEってロゴ、どっかで見たような気がするな〜」と書いたらジェイくんが
「何を寝ぼけてるんですか! こないだ私のを試乗したじゃないですか!」だって。フキフキ "A^^;
そのあとお「姉さんのミキスト」のときにお世話になりました。
塗装をお願いしたんですが、「芯が狂ってたから直しといたよ」だって。
有り難いことで御座います。m(_ _)m

近所(と言っても2駅隣だけど)の自転車屋さんも「ああ、あの人はいい人だよ」と言うので、別に異論が有るわけではないのですが「何で?」と聞いてみたら、なんでも紹介したお客さんが軽くて丈夫でスピードが出て、ゆっくり走っても楽ちんな自転車・・・、だったかなんだかともかく矛盾する注文をしたときに、「そんな自転車は作れません!」 とはっきりと言ったからだとか。

以来、鎌倉でオフをやると「ここがVOGUEの高比良さんの工房」と案内をします。まあコースにもよるけど。ただしショールームが有るわけでもない「工房」なので、外から眺めるだけですが。
実際、知ってる人しか解らないよ。ほんの200mの処に住んでいる私だって人に聞くまでは長いこと気が付かなかったんだから。 "A^^;


ところでこの自転車、普通のシングルギアに見えるんだけど、チューブが・・・

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う〜ん、この写真ではわかりずらい?

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これなら解るでしょう。ケルビムの真一さんに教えてもらうまで気が付かなかったんですが、楕円チューブなんです。高比良さんに聞いたら、昔タンゲが作ってたのが工房に残っていて「自分用だからいいや」って使ったとのこと。エアロブーム(?)の頃なんですかね? だけどねじれには弱いんじゃないかな〜。今度聞いてみよう。

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このオリエント工業(VOGUE)のブースはケルビムのお隣さんだったので、最終日の搬出のときに、自転車を押しながら「じゃ〜お先に失礼します」と挨拶したら、「家まで乗って帰るの?」 だって、
「こんな時間に鎌倉までなんてめっそうもない、東京駅までですよ(;^_^A アセアセ…」

ブルース・ゴードン/BG Cycle

ブルース・ゴードンさんの4サイド・ツーリング車です。
アメリカでは有名なビルダーさんらしいです、知りませんでしたが。このブルース・ゴードンさんが初めて会った日本人はケルビムの今野仁さんの弟さん(三連勝)だったとか。
2日目に私が行く前に今野さんはゴードンさんと話をしていたんだそうです。
日米のベテランビルダー2人がいったいどんな話をしていたのか!
なな、なんと、ゴードンさんのスライドショーの最後に出てくるバイク(エンジン付き)を見ながら
「おれはこういうのは嫌いだね。バイクはやっぱりドカディだよ!」
なんてことを言っていたんだそうです。今野さんらしいというかなんと言うか、(笑)

いや、真面目な話もしていたんでしょうが、企業秘密でそこまでは教えてくれませんでした。

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このフォーククラウンて今でも有るんだ!

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昔の英国車なんかの高級モデルに良く使われていました。下の資料画像は確かヘッチンだったと思いますが。

フランスでも使っていたようですね。以前にくりくりさんが関戸に持ってきた「1950年頃のコンクール・デュラルマン仕様のルータンス」ってやつもこのタイプに綺麗に蝋を盛り上げたやつでした。探してきました。これですね。塗装しなおした骨董車です。
ところでこのルータンス、コンペティションモデルだって言うからタイヤは元々は細いのがついていたのかと思ったら、元々42Bなんだって。う〜ん、知らなかった。でもガセネタを書いても間違いを教えてくれる人がいるって有り難いことで御座います。m(_ _)m

こうして比べてみるとこのブルース・ゴードンさんのは素のままって感じですね。
このタイプで私が見たことがある一番新しいのは家から山サイに行く途中で見つけたこれですね。
なんじゃこりゃ〜、と思ったらジェイくんとやのさんが
「詳しいことは忘れましたが、ブリジストンは、ムスタッシュバーを装着してエンデューロ向けとして
出荷したことがあったはず。6年か7年ぐらい前じゃなかろうか。」
「ブリジストンアメリカが90年代初めに作っていたXO−1だと思います。確かオフロードエンデューロの記録を持っていたとの記載を読んだことがあります」

と教えてくれました。これを作った(企画した)元ブリジストンアメリカの方が現在のリーベンデールを始めた人達じゃなかろうかと。いやホントかどうかは解りませんが、私はそんな気がします。

しかしこのタイプはロードには良いけど、ツーリング車には強度的にどうなんでしょうかね?
と言うと「ボカマでも曲げちゃうようなやつは何でも同じだ!」とケルビムの親爺さんにまた突っ込まれるかもしれないけど。(笑)

O前さんによると、今回はショーなのでショーモデルを持って来ているけど本来はもっと実質的な自転車がメインなんだそうな。だったらそっちを持って来た方が良かったんじゃないかな〜。どのみち日本のマニア(ラ族)にとってはこれじゃ〜中途半端なんだから。


例えばこれ。
「ニューランドナー」なんて書いてあったけど、アメリカに「ランドナー」なんて言葉がホントにあるのかい? 大体ランドナーにニューが付くとろくなもんには成らないんだから。
最後の頃の今井編集長の自転車を見れば解るでしょ。いや今井編集長の文章は好きだったんですが。

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と書いたら、これがサイクリング・シティバイク部門の同着一位になっちゃいました。フキフキ "A^^; もう一台の一位はTYRELL SZです。このページも下の方に出てきます。

東洋製作所/TESTACH

なんかリーベンデールみたいな雰囲気ですね。(笑) OEMで作っているうちに感覚が移ってしまったんでしょうか?

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特にこんなあたり。でもそれならホントにリーベンデールを持ってきて出品した方が盛り上がったんでないの?


こちらは面白かったです。うちの娘に買ってやったら喜ぶかも。籠が付いているし。(笑)
買ってやらんけど。
でも。この籠は浅くてあんまり実用的じゃないと思う。籐籠の深いので蓋付きなんか良いかも。それとステムはこれじゃ無い方がええんでないの? ハンドルを高くするなら今時のアップタイプの方がカッコが付くと思うけどな〜、ステムの縦部分が長いのってカッコ悪いよ。いや、自分でもやってたから実感してるんだけど。

でも、これには昔ながらのTOYOのロゴが貼ってありますね。このロゴは好きです。私の「粗大ゴミ号」はもっと大きなロゴだったんで剥がしちゃったけど。

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細山製作所/ FUTABA・QUARK

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細山さんとこはこういうのも作るんですね。このショルダーベルトは思わずニンマリです。
昔西友の自転車(トップチューブとダウンチューブが一緒のやつ)で鎌倉の裏山に入るときにこれをやって担ぎました。でないと担げないんでね。(笑)

ナガサワ

この画像の長谷川親爺さんの後ろがナガサワサイクルワークスのブースです。ロードばっかりで私にはあまり関係が無かったんですが、端っこのこれは面白かった。
でもこのフロントフェンダーじゃ、あんまり効果ないね。固定車じゃなかったかな〜。

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TYRELL/アイヴ エモーション

なんと! 私が記者さんかと思った今野さんと話していた女性は隣のブースの方でした。
ビルダーさんの奥様でしょうか? 

上の写真に出ているのはチタン。こちらはクロモリ・・・、と思ったんだけど、アルミかな〜? これがブルースゴードンさんのと同点1位になりました。ちなみに写真を撮っているのはケルビムの若い衆。何でも昔に私がFCYCLEの8番会議室に居た頃、読んでいてくれたそうです。
彼は日曜は休み、私は日曜にしか行かないからいままで話したことは無かったのですが。

LEVEL/マツダ自転車工場

おもしれえ。(笑)
だけどこれだったら後ろに荷台とか子供用のイスとか付ければいいのにね。

ピチスポーツモリアイ/EmmeAkka

このハンドル、一度考えたこともあるのですが、巾が広すぎるんだよね〜、それと先端が内側に曲がってるのが難点。でもこのライトの取り付けは良いかもしれない。

あれ? あの女の子のおとうさんが雑誌社のカメラマンの前でポーズを作ってる。
ゲゲー! あの子のおとうさんはビルダーさんだったのかー!(;^_^A アセアセ…
ケルビム2代目真一さんと
「う〜、おれHPに”大きくなったらおとうさんに買ってもらいなね”って書いちゃったぜ〜。 "A^^;」「”お父さんに作ってもらいなね” じゃないとまずいでしょ〜。(笑)」