【楓】さんから呼び出しが(笑)
2004.12.8
1113. タイヤ 【楓】さんのスレッド の話題をこちらにまとめました。
久しぶりにFCYCLE 自転車工房 会議室 を覗いたら、呼び出し食らっていました。(;^_^A アセアセ…
1117. Re^2:タイヤ
【楓】さん(抜粋) MTB系のスリックタイヤは(Panaracerでは)このサイズが無くて 1.25 から 1.50インチに飛んでいます。ランドナ−が好適とするサイズが なぜMTBには無いんだろう? 賄い岩田さ−ん、MTB対ランドナ−の蘊蓄を講義してくれませんか−?
そんなこと言われたって私はランドナーなんて乗ったことないんだから知りませんて〜。フキフキ "A^^;
と言う前提でですが、ランドナ−そのものの定義があやふやなんでランドナータイヤの特徴と言ったら650ってことだけじゃないですかね? 650にもA,B,C
と3種類有ってリムのサイズも違ったんじゃなかったっけ? でもこの場合はタイヤの外周は関係なくて太さですよね。 その太さも30mmぐらい、35mmぐらい、40mmぐらいと3種類あるらしくって、それが「細い」「中ぐらい」「太い」。まあ標準的には35mmぐらいでしょうか? 【楓】さんの言われる通り
1.3/8インチ=1.35インチですね。でもこれって、ランドナータイヤの特徴と言うより昔の普通のタイヤってだけのことだと思います。今でもママチャリがそうだったような。
MTB系と言うか26HEだと「細い」「中ぐらい」「太い」は 1.25インチ、1.5インチ、1.95インチと言うことになるんでしょう。でもロード用以外はタイヤの太さなんていい加減なもんでホントに「細い」「中ぐらい」「太い」ぐらいの意味しかありません。
タイヤの太さなんていい加減て実例
「タイヤの太さなんていい加減なもんで」と最初に書きましたが、実例を見てみましょうか。例えばこれを見てください。 26" x Decimal
Bicycle Tires from Harris Cyclery (ISO/E.T.R.T.O. 559 mm)
47-559 26 x 1.9" Avocet Cross II 47-559 26 x 1.9"
Continental Town & Country 47-559 26 x 1.9" Innova TR5263
Studded Snow Tire
ふんふん、各メーカー揃っているではないか、すると1.9インチってのは47mmなのね? と思っていると、なんじゃこりゃー!
47-559 26 x 1.75" Continental Top Touring 2000 47-559
26 x 1.75" Continental Avenue Semislick 47-559 26 x 1.75"
Continental Travel Contact
1.5インチを見てもこうです。
38-559 26 x 1.5" Avocet Cross II 40-559 26 x 1.5"
Pr1mo Comet #31-136
38-559
とか言う表記はISO、つまり国際標準規格の正確な表示のはずなんですが。インチ表示だと・・・・・。 大体Pasela の26x1.25 が幅=29mmて何? そりゃ1.14インチの間違いじゃ? などと言ってもインチ表示の時は実は1/8単位か1/4単位を単に10進法表記にしただけってのが実際のところでしょう。くアメリカ系26HEのインチ表示は最小単位は1/4インチと思っていれば間違い無い。例外はリッチーぐらい?
でもかつて26HEの代名詞みたいだったMTBの標準タイヤは2インチと言わずに1.95インチだったんですよね。あれは50mmのつもりだから2インチよりちょっと小さいぐらいの感覚だったんでしょうか?
ならば32-559とか32って表記なら確かなのか? GEAXリバートの700C版でISO表記32-622 一般表記 700x32
のタイヤは確かに実測32mmです。
ところがここでもどんでもハップンな代名詞Panaracerでは700Cのロードランナーなんて7000-35Cの幅は33mmです。(メーカー発表)大体1ランクずれると思っていれば間違い無し。と思っていると38Cだけは本当に38mmだったり。ええかげんにせんかい!(`ヘ´)
プンプン。
と言うので私はタイヤの表記はおおよその目安。実測するまで解らないと思っています。
追記:今Panaracerのサイトを見てみたら、WO700-25Cから37Cの幅は表記通りの25mm〜37mmと書いてありますね。表記を直したんだろうか? それとも実測は違う?
1-3/8 の26HEタイヤ
で、おっしゃる通り1-3/8
の26HEタイヤはあまり無いですが、全く無い訳でもありません。この画像のタイヤはユッチンソン26HEです。
ちなみに40mmぐらいもなかなか無いですが、ビットリアのGEAXブランドでリバート160、とかヒュピィ160
と言う1.6インチのものがあって一時期惚れ込んでいました。奥多摩の激山サイにまでそれで行って「マジー?」と言われましたが。 甥っ子にあげるつもりで今は錦の御旗号に付けて実家に置いてあります。
ところで、ユッチンソン26HEですが、ある時風呂場の温水シャワーで洗っていたら2層のゴムの黒い表面が剥離しているのを発見。伸縮率の違いが温水シャワーに絶え切れなかったんでしょうか? それとも走ってる内に剥離した? 万能・山サイタイヤが〜(;-_-X;)
と嘆き悲しんでいたら敵軍ラ族のm‐kojimaさんがこんなことを言う邪ありませんか。
山の神からの祟りですね!タイヤのゴム質の所為にしてはいけません。 へんてこな自転車で山へ踏み込んだことに対する忠告です。早速、泥除けをつけてランドナー教に入信するか、まっとうなMTBに乗って山へ出かけてください。髪の警告は、一度だけですよ! 次は、頭髪に下ります。
ブッ! あんたとちゃうわい。俺の頭髪はまだまだ大丈夫じゃい!
それはともかく、フキフキ
"A^^; 太さで1.35(1-3/8)やら1.6(1-5/8?)なんてのもアメリカ系には無くてヨーロッパメーカーに残っているような気がします。あちらは1/8単位が浸透していたんでしょうね。
今、久しぶりにサイクルベースあさひなんて見たんですが(最近自転車雑誌すら見ていない) 1-3/8インチ近辺も最近は出だしているみたいですね。 リッチー
トムスリック-プロ ケブラービード サイズ:26x1.4 ノキアン
ウルトラツアー カラー:ブラック/ブラックサイド サイズ:26x1.3 良い傾向です。(笑)
現在「北道3世号」では
現在「北道3世号」に付けているのはContinentalのavenue semislick
32-559(1.25)ってやつでほとんどスリックです。裏山サイもこれでやってますが。(笑) とても気に入っているんですが、残念ながら正規輸入では入っていないとか。確かにGoogle日本語では数日前に私が書いたものしかヒットしません。 Avenue
SemiSlick自体がね。"A^^; 下の画像がContinentalです。ところがGoogle(Web全体)で探しても32-559(1.25)は出てこないんですよね。どうやら廃版になったのか今はContinental
Avenue Semislick 26x1.30 (37-559)がヒットします。Continentalサイトにはそれも無い? 今だとTop
Touring 2000 の26 x 1
3/8でしょうか。これでも良さそうに見えるけど日本に無いのではしかたがありません。まあ今の32-559を履き潰す頃にはまたよさげなタイヤが出てくるでしょう。
と思ったんだけど今付けているアビオスの泥除けは1インチ用らしく巾は40mm。だもんで実測32mm以上は使えないんでした。(;^_^A
アセアセ…
舗装路もダートもロングツーリングもと言うなら
で、元々の話ですが、舗装路もダートもハードに走って、おまけにロングツーリング時の安心感も・・・と言うことならこの画像の真ん中、KENDA(台湾)の1.5インチなんかお勧めだと思います。 Panaracer
Pasela H/E 26x1.25
は街乗りには良いと思いますが、元々ロードの様な舗装路での走りの軽さを狙ったタイヤですからハードなロングツーリングには不安はあるかもしれません。重さ(軽さ?)が全てを物語っているような。大体1.25と言いながら実測
1.14インチだし。
ユッチンソン1.35インチも万能だと思いますがいかんせん入手しずらい、と言うか私も自分で買った一組以外に店で見たことがない。KENDAはその代替え品として買いました。Y系の店ではどこでも置いてあるし値段もえらく安いです。台湾製で値段安すぎってのがマニアにとっては難点かもしれませんがね。(笑) 右が1-3/8インチ(1.35インチ)のユッチンソン26HEです。それに比べれば実重量は若干重い(480g
と640g)ですが走りはユッチンソン1.35インチと同等かあるいは僅かに軽いかもしれません。
多分理由のひとつは最初の画像の中に。ユッチンソンは山型になってるでしょう。接地面が少ないから走りは軽いかと思ったのですが、逆でした。この山型が車重、体重を支え切れずに押しつけられて接地面が変形するんでしょう。でその変形に消費された力が走りの軽さを阻害すると。逆にダートでも振動を若干は吸収してくれるってことも有って万能ポタタイヤだと思っていたんですが。もうひとつはゴム質の固さでしょう。
タイヤは太さだけでは無い?
もうひとつの「タイヤは太さだけでは無い」って例は現在使っているContinentalのavenue semislick
32-559ですが、上の画像のビットリアのGEAXブランド
1.25インチ(32-559)とスリックさ加減まで含めて同じように見えるんですけど印象としてGEAX1.25インチの方が固く感じます。 同じGEAXブランドで先の26HEリバート160の700C版で白玉あんみつ号に使っていた32-700
には固さは無いんですが。その2つは同じブランドでもゴム質が違います。値段も多少違いますけどね。ここらへんが面白いところ。
ユッチンソンも冒頭に挙げた1.35インチは柔らかい感じですが、トップスリックゴールド1.2インチ(右)はなんか固い感じでした。
と言いながらあまり正確な比較では
もっともこういう感想は決して同一条件で同じ時点で評価したわけでは無いので、その前にどのタイヤを使っていたのか、フレームはどれか、などにも大きく左右されます。フレーム以外でもホイールの組み方でも変わるでしょう。結局はトータルな自転車としての仕上がりで満足出来れば良いんですよね。
と言いながらもやっぱり理屈も気になる。(笑) あるヨーロッパ系メーカーのサイトに面白いことが書いてありました。走行抵抗はタイヤの接地面積だと。同じスリックだとして空気圧が同じなら太いタイヤの接地面は円形であり細いタイヤの接地面は細長い楕円になる接地面積自体は変わらない、つまり走行抵抗は変わらない。細いタイヤ効果は空気抵抗だと。いや、ロードレーサーのタイヤで有名なメーカーなんですが。今一生懸命検索をかけたのですが見つからないので正確ではないですが。そうすると空気抵抗は確か速度の2乗に比例したと思うので、ポタやツーリング系(当家比)では関係無いんじゃないかと。それよりも空気圧ってことになりますね。直感的には舗装路では細いタイヤの方が走りが軽い気もするのですが。
いつバーストするかと冷や冷やって?
再度【楓】さんのスレッドの話題に戻りますがこれは良く解りませんでした。
乗っていて前輪を上から見ると、蛇が蛙を呑んだ感じに膨んでいて、いつバーストするかと冷や冷や。
既に切れてそこが膨らんだと言うことなんだろうか? そうでなければ規定の気圧(1.25なら4〜5気圧ぐらい?)は入れておいた方がダートは安心出来ます。太いタイヤなら圧を下げて接地面積を増やしグリップを向上させるなんてことも出来ますが、それは太いタイヤならではのこと。細いタイヤでは逆にリム打ちバーストとか過度の変形による劣化の方が有りそうな気がします。・・・・と聞いてみたらお返事が。
1128. Re:タイヤ
正にその通り。それも蛙は1匹ではなく4〜5匹。 10番ボ−ドに書いた通り、林道を通っている間に暗くなって気付かなかった(だからますます蛙が増えた)のだが、翌日明るくなると、目の前の前輪で蛙を何匹も呑んだ蛇がのたくっているのは全く心臓に悪かった。 そこで推奨空気圧
450〜550kPa
の所を350位に下げて、「リム打ちは走行技術で避けるさ」と歩道の縁石にも気を遣いながら舗装道路を選んで走って旅を終えた次第。 タイヤを替えようにも、田舎の自転車屋にはママチャリのタイヤしか常置してなく、それ以外はすべて取寄せなんですね。 結局4日間上記の状態だったので、真面目にタイヤ選びをする気になった訳です。
うひゃーですね。
今更遅いし、そうならないことの方が大事だけど。アウトドア屋は良く布のガムテープを小巻にしたのを持っています。 着火剤にも使えて何かと便利なんですが、ロングツーリング時にもそういうものを持っていれば応急処置としてタイヤの裂けた部分に内側から張っておくだけでも相当に違うと思います。 何気圧までOKかは判りませんが、少なくともこんな風になることは避けられるでしょう。もっともこの方は家に帰ってから気が付いたんじゃなかったかな?
昔の山岳サイクリストとかツーリストの本なんかに良く応急処置のあれこれが載っていました。 もうともかくタイヤだのリムだの自転車だのはどうでも良くて、生きて帰るのが最優先て感じでね。私も一度自転車を放棄して脱出したことがあります。
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