2023.02.03    土燻譚ぼかし3代目高速倍増    

燻譚ぼかし」とは「着菌による籾殻燻譚ぼかし」の略です。土着菌と言っても、我が家の庭の土着菌ではなく、近所の林の土着菌ですが。初代土ぼかしはその林の土に米糠と籾殻燻譚を加えて作ったもの。その後同じ林でいわゆるはんぺんを見つけて、初代土ぼかしにそのはんぺんと米糠に籾殻燻譚を6リットルづつを加えた1/20のはんぺんぼかしが2代目。
その2代目は量が少なかったので1/31に米糠10リットルに籾殻燻譚10リットルにを加えたのが3代目二袋なんですが、その3代目も2日目の昨夜60度、つまり土着菌爆増のピークに。
この機を逃すがとその3代目二袋の一袋ずつに米糠10リットルに籾殻燻譚10リットルを加えて高速で四袋に倍増させようというのが今回なのです。米糠も20リットルぐらい残っているし。

3代目はまだ発酵途中で完成している訳では有りませんが、追肥に使おうというのでなく、土着菌爆増のピークを利用して量の倍増を計るので今が一番良いタイミングなんです。

今回は作業効率化の爲に新兵器も投入。ホームセンターから10リットルバケツにプラの柄杓を。こないだ米糠をすくっていたら1リットルの計量カップの柄が折れてしまったので。

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我が家のボカシ作成のレシピが大体固まってきました。米糠と籾殻燻譚を10リットルづつ、約20リットルで土嚢袋ひとつが基本。この量、重さなら二階の廊下に持って上がるのも、使うときに降ろすのも苦ににならないし、なので10リットルバケツを使った方が単純なんです。
まず10リットルバケツに米糠を。 

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最初は米袋から直接ドサッと入れますが最終調整のときにこの柄杓で。
1リットルの計量カップで米袋の底の米糠を掬うのは結構大変だったんですよ。楽になった〜♪ 

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籾殻燻譚は袋が半分ぐらいだし、軽いので袋から直接入でも量は調整出来ますが。

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10リットルずつの米糠と籾殻燻譚を綺麗に混ぜて、その後土ぼかし3代目一袋をビニールシートに開けます。この塊は土着菌が爆増していた証しです。菌は押しくら饅頭状態ではネバネバした汗をかきます。右の塊はそのネバネバで固まったもの。微生物が豊富な土は団粒構造が出来て水はけも良くなるというのもそのネバネバで土の細粒を団子にするからです。ところがこの土暈かしは「微生物が豊富」なんてレベルじゃなくて爆増中だからこんなにデッカイ塊に。
それをある程度塊を潰して米糠・籾殻燻譚と混ぜてお湯で加水します。

寒いので50度ぐらいのお湯でも混ぜた途端に20度以下に下がります。逆に云えば10度以下だった3代目などが20度近まで加温される。20度近くあれば細菌の活性域のような。たった1日で温度が天井(60度)まで上がるのがその証拠かと。

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土ぼかし3代目は二袋あるのでもう一回同じことを。しかし見て下さい。 

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土ぼかし3代目には白いカビがビッチリと。
あのときのハンペンの菌が2代目3代目と代替わりしてもご健在ということでしょう。 

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土ぼかし3代目の倍増で出来る4代目も熟成など待たずに、土着菌が爆増して60度に達したら使用開始です。追肥用じゃなくて落葉の腐葉土化の加速の爲なので。
落葉の土嚢在庫は10袋。落葉だけでなく、プランターで枯れた草花の根っこや枯れ枝も一箇所に貯めているんですが、なかなか土に帰らないのでその加速にも。
だから糸状菌の白色腐朽菌が居るはずの林のハンペンを培養してるんです。ただ落葉などに混ぜ込むにはカラカラに乾いてないと混ぜにくいんですけどねフキフキ "A^^; 。

元肥や追肥用には燻譚ぼかし20リットルが二袋、コーヒーカスぼかしも20リットルが二袋あるから当分それで間に合うでしょう。これで米糠在庫もほぼ捌けて次の米糠とお酒が買える♪
次の米糠30リットルで暈かしが土嚢袋に三つ。内二つは今回の4代目二袋をまた5代目に倍増で土燻譚暈かしは計七袋? 今回の4代目の四袋の内二袋は実際に中々腐葉土にならない落葉とプランター残渣に混ぜてみましょう。思惑通りに発酵が進むかどうか。思惑通りになってくれれば良いのですがその結果は1ヶ月後になりますね。最終目標は鉄鍋ガーデンテラスの菜園で野菜が豊作になること。その結果の判明は来年の夏野菜ですかね。
米糠10リットルは用途未定の在庫ということで。

なんとなく鉄鍋ガーデンテラス暈かし肥料の顔ぶれが見えてきました。
普通の籾殻燻譚暈かしに、今回の「燻譚ぼかし」つまり「土着菌による籾殻燻譚ぼかし」。そしてコーヒー粕+油粕暈かしの3種類。「土ぼかし」と普通の籾殻燻譚暈かしの未熟分は土壌改良用完熟・乾燥分元肥と追肥用ということに。全て米糠は10リットル単位。
コーヒー粕の時は米糠は10リットルに籾殻5リットル。コーヒー粕3リットル、油粕が2リットルで合計20リットルにしましょうか。コーヒー粕は10リットルあるから次の米糠30リットルで土嚢袋に20リットルが三袋作れることに。

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あのときは6時間後の夜10時に廊下の室温11度で35度、今回は6時間後の夜10時に廊下の室温7.5度で30度。測定箇所で温度も多少変わるし、室温の違いも考えればほぼ同じ様に。
深夜1時には55度、発酵は順調に進んでいると考えて良いでしょう。

02/04(1日目)

昼には60度に。この高速倍増世代交代は思惑通りの高速着火が実現出来たようです。9時頃に62度。深夜に廊下室温11度で55度

02/05(2日目)

昼に室温15度で35度。2日で発酵のピーク越。