北道3世号作成記 Page2

 フォークチューブ 

ところで、これはもう半年も前の話なんですが、今野仁師匠は22mmの細丸フォークに凝っていて、

ツーリング車だって大丈夫だと思うゾ、な〜に曲がったらまた直してやるから。

いや、細丸フォークも関心は有ったのです。 確かにツーリング車にも昔は使っています。アレックスサンジェなんて今もね(・・と思ったら私が知ってるのは特別仕様らしい訂正)。でも 「丸フォークになるとどう乗り心地が違うんじゃ?ってのが良く解りませんl。だもんで自分で試してみようかと。

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レイノルズ、フォーク  by栗林さん

で、世田谷のH商会に確かレイノルズ531の丸フォークが有ったはずだと思って行ってみたのが6/29のことです。子連れ狼さんの案内を兼ねてね。でもレイノルズ丸フォーク、昔の記憶より高かったんだよね〜。
でまあ、師匠に任せちゃおうかな? と思ってたんですが、ショールームで細丸フォークの先端を測ったら12mm。ん? レイノルズ531丸フォークだって13mmだぞ。肉厚何ミリ? げっ! それじゃレイノルズよりも細くて薄いのかい?

だだ、大丈夫かいな〜、おれ段差降りだってやるんだよ〜。

と言ったら

関係無いよ、だいたい丈夫なフォークを作ってやったって曲げうやつは曲げちゃうんだら!

なんて憎まれ口をたたくじゃ〜ありませんか。(;^_^A  師匠の言い分はこうです。

昔はツールドフランスみたいな過酷なレースでも22mmの細丸フォークでガンガン走ってるんだから!

う〜ん、 これは説得力があるな〜。チネリのクラウンもカッコいいしな〜。

と一時は丸め込まれていたのですが、最近重大なことを発見、 と言うか思い出しました。ツールドフランスで22mmの細丸フォークでガンガン走ってた頃ってってブレーキはマファックレーサーじゃないのかい?  ありゃあの当時はとっても良く効いたブレーキかもしんないけど、今のブレーキの効きとは全然違うぜ。 20020609-02.jpg

大体粗大ゴミ号用に作ってもらった上25mm先端14mmの丸フォークだってフルブレーキをかけると相当たわむんだぜ。やっぱ止めた!  真っ当に楕円フォークチューブにしよう。
でもクラウンはカッコイイのが良いな〜、ボカマはもう良いよ。すぐに曲がるし。(苦笑)

で、ケルビムで良くロード用に使うやつにしました。お股の寸法が40mmぐらいでボカマより10mmぐらい狭いんだけど、まあ大丈夫です。リッチーのスイスクロスもそれぐらいだったしね。コラムとフォークチューブの間が細くなってて見かけは華奢なんだけど、そこんとこは空洞じゃなくて鉄の固まりですから、師匠も頑丈だと言っていた。

しかし、22mmの細丸フォークに使うチネリのクラウンと24mm丸フォーク用のクラウンとそのロード用クラウンを見比べると、なんか22mmのチューブを潰したぐらいに見える。

師匠に、 「このクラウンに使うチューブって何ミリ?」と聞いたら24mmだって。ほんとかな〜。先端を測ってみたら塗装分も含めて12.5mm、私のわびさび2世号が13〜13.5mmだから、う〜ん。まあいいや、山サイメインじゃないから。
でもこのクラウンでは絶対にシマノの新カンチBR-R550は使えません。
だけど、XTRカンチなら大丈夫です。XTRにリッチーのシューだって大丈夫・・・でしょう。多分。

結局
「見積もり、仕様決定まで3ヶ月(打ち合わせ5回前後・内物別れ3回?)」は打ち合わせ5回前後は見積もり通り、しかし内物別れは1回も有りませんでした。
仕様決定まで3ヶ月が倍にはなりましたがまあそれは私が長考に入ったり雨ばかり降って打ち合わせに行けなかったりが3ヶ月ぐらい有りましたからね。